特許
J-GLOBAL ID:200903084387155150

ケラチン繊維の酸化染色用組成物及びこれを使用する染色方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 園田 吉隆 (外1名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-564725
公開番号(公開出願番号):特表2003-525889
出願日: 2001年03月06日
公開日(公表日): 2003年09月02日
要約:
【要約】本発明は、適切な染色用媒体に、ある種のパラ-フェニレンジアミンの置換誘導体及びそれらの酸付加塩類から選択される少なくとも1つの第1の酸化ベースと、少なくとも1つの選択された第2の酸化ベースを含有せしめてなる、ケラチン繊維、特にヒトの毛髪等のヒトのケラチン繊維を酸化染色するための組成物、及びこの組成物を使用する染色方法に関する。
請求項(抜粋):
適切な染色用媒体に:- 次の式(I):[上式中:- R1及びR2は次の意味i)ないしv)の一つを有し得るものであり:ここでi) R1及びR2は、同時に-(CH2)2CHOHCH2OH基を表すか;又はii) R1は-CH2(CHOH)4CH2OH基を表し、R2は水素原子、アルキル又はアリール基又は複素環を表すか;又はiii)R1はアルキル又はアリール基又は複素環を表し、R2はmが2又は3に等しい整数であるアルキレン基-(CH2)m-を表し、該アルキレン基は窒素原子、窒素原子を担持するベンゼン環の炭素原子、及びそこに隣接するベンゼン環の二の炭素原子の一方と共同して環を形成し、R1がアルキル又はアリールである場合、R1、又は該アルキレン基のいずれかが、少なくとも1つの窒素、酸素又は硫黄原子を含有する基で置換されることを意味し;iv) R1はpが2〜8の整数である-(CH2CH2O)pR4基を表し、R4及びR2は同一又は異なっており、水素原子、アルキル又はアリール基又は複素環を表し;v) R1及びR2はそれらが結合している窒素原子と共同して、5-、6-又は7員の飽和した複素環を形成し、該複素環は少なくとも1つの炭素、窒素、酸素又は硫黄原子を含有する少なくとも1つの基で置換されるものであり;- R3は、ハロゲン原子、アルキル又はアリール基、複素環、エーテル又はチオ結合により式(I)のベンゼン環に結合した複素環、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、カルボキシル、スルホ、アルコキシ、アリールオキシ、シアノアミノ、アミノ、アニリノ、ウレイド、スルファミルアミノ、モノ-又はジアルキルスルファミルアミノ、アルキルチオ、アリールチオ、アルコキシカルボニルアミノ、スルホンアミド、カルバミル、モノ-又はジアルキルカルバミルスルファミル、スルホニル、アルコキシカルボニル、アゾ、アシルオキシ、カルバミルオキシ、モノ-又はジアルキルカルバミルオキシ、シリル、シリルオキシ、アリールオキシカルボニルアミノ、イミド、スルフィニル、ホスホニル、アリールオキシカルボニル、アシル又はメルカプト基を表し;該アルキル基は1〜25の炭素原子を有し、直鎖状、分枝状又は環状であって、一又は複数の基で置換可能であり、モノ-又はポリヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、窒素原子が置換されていてもよいアミノアルキル、カルボキシアルキル、アルキルカルボキシアルキル、チオアルキル、アルキルチオアルキル、シアノアルキル、トリフルオロアルキル、スルホアルキル、ホスホアルキル又はハロアルキル基を表し;該アルコキシ基は1〜25の炭素原子を有し、直鎖状、分枝状又は環状であってよく;該アリール基は6〜26の炭素原子を有し、アルキル、置換されたアルキル又はアルコキシ基から選択される一又は複数の基で置換可能であり;複素環は単環又は多環であり、各環は3、4、5又は6員であり、一又は複数のヘテロ原子を含有可能で、多環式複素環のケースにおいては、少なくとも1つの環がN、O又はS等の少なくとも1つのヘテロ原子を含有すると理解され;- nは0〜4の整数であり;nが1を越える場合は、R3基は同一でも異なっていてもよく、互いに3-、4-、5-又は6員の飽和又は不飽和の環を形成可能であり; 但し;1)R1及びR2がv)に記載の意味を有する場合、式(I)の化合物は3以上のヒドロキシル基を含有せず;2)R1及びR2がv)に記載の意味を有し、R1及びR2が、それらが結合している窒素原子に関してアルファ位にある炭素がカルバモイル基で置換されたピロリジン環を形成する場合、nは0ではないか;又はピロリジン環が少なくとも2つの置換基を担持し;3)R1及びR2がv)に記載の意味を有し、R1及びR2が、それらが結合している窒素原子に関してアルファ位にある炭素がヒドロキシメチル基で置換されたピロリジン環を形成し、n=0又は1である場合、前記環のいずれかは少なくとも2つの付加的な置換基を担持するか、又は該環は、該ヒドロキシメチル置換基を担持する炭素及び窒素原子に関してβ位にある炭素において、ヒドロキシ基とは異なる唯一の第2の置換基を有するか;又はR1及びR2がv)に記載の意味を有し、R1及びR2が、それらが結合している窒素原子に関してアルファ位にある炭素がヒドロキシメチル基で置換されたピロリジン環を形成し、n=1である場合、R3はアルキル、モノ-又はポリヒドロキシアルキル基とは異なり;4)R1及びR2がiii)に記載の意味を有する場合、式(I)の化合物は次の4つの条件: a)n値にかかわらず、R2基により形成されるアルキレン環はR1基に加えて置換基を含有するか;又は b)nが1より大きいか;又は c)nが1に等しい場合、R3基はアリール基又は複素環を表し; d)nが0又は1に等しい場合、R1はアリール基、複素環、又はモノヒドロキシアルキル基とは異なる置換されたアルキル基を表す;の少なくとも1つを満たさなくてはならず;5)R1及びR2がv)に記載の意味を有する場合、R1及びR2基はピペラジン及びジアザシクロヘプタン以外の複素環を形成する]のパラ-フェニレンジアミンの置換誘導体、及びそれらの酸付加塩類から選択される少なくとも1つの第1の酸化ベースと、- 複素環酸化ベース、複ベース、置換されたパラ-アミノフェノール類、オルト-アミノフェノール類、次の式(II):[上式中:- R5は、4'-アミノフェニル基、フェニル基、窒素含有基で置換されたC1-C4アルキル、(C1-C4)アルコキシ(C1-C4)アルキル、C2-C4ポリヒドロキシアルキル、C1-C4モノヒドロキシアルキル、C1-C4アルキル基、水素原子を表し;- R6は、窒素含有基で置換されたC1-C4アルキル、(C1-C4)アルコキシ(C1-C4)アルキル、C2-C4ポリヒドロキシアルキル、C1-C4モノヒドロキシアルキル、C1-C4アルキル基、水素原子を表し;- R7は、水素原子、塩素、臭素、ヨウ素又はフッ素原子等のハロゲン原子、C1-C4アルキル、C1-C4モノヒドロキシアルキル、C1-C4ヒドロキシアルコキシ、C1-C4アセチルアミノアルコキシ、C1-C4メシルアミノアルコキシ又はC1-C4カルバモイルアミノアルコキシ基を表し;- R8は、水素又はハロゲン原子又はC1-C4アルキル基を表し; R5、R6及びR8が同時に水素原子を表す場合、R7は水素原子、塩素原子又はメチル基を示さない]のパラ-フェニレンジアミン誘導体、及びそれらの酸付加塩類から選択される少なくとも1つの第2の酸化ベース、を含有せしめてなることを特徴とする、ヒトの毛髪等のケラチン繊維を酸化染色するための組成物。
IPC (2件):
A61K 7/13 ,  D06P 3/08
FI (2件):
A61K 7/13 ,  D06P 3/08
Fターム (28件):
4C083AB082 ,  4C083AB352 ,  4C083AB411 ,  4C083AB412 ,  4C083AC102 ,  4C083AC152 ,  4C083AC532 ,  4C083AC551 ,  4C083AC552 ,  4C083AC782 ,  4C083AC851 ,  4C083AC852 ,  4C083AD042 ,  4C083AD212 ,  4C083AD471 ,  4H057AA02 ,  4H057BA01 ,  4H057BA09 ,  4H057CA07 ,  4H057CB34 ,  4H057CB45 ,  4H057CB46 ,  4H057CC02 ,  4H057DA01 ,  4H057DA21 ,  4H057HA04 ,  4H057HA05 ,  4H057HA06
引用特許:
審査官引用 (17件)
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