特許
J-GLOBAL ID:200903088271327595

内燃機関のバルブタイミング制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 恩田 博宣
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-107037
公開番号(公開出願番号):特開平9-291805
出願日: 1996年04月26日
公開日(公表日): 1997年11月11日
要約:
【要約】【課題】 内燃機関のバルブタイミング制御装置において、機関始動時に部材間の衝突により異音が発生することを長期間にわたり抑制する。【解決手段】 カムシャフト26は、その前端部に可変バルブタイミング機構(VVT)63を有する。VVT63はスプロケット31と、カムシャフト26の前端部に取り付けられたインナギヤ65と、スプロケット31とインナギヤ65との間に設けられたピストン73とを有する。VVT63はピストン73の両側に第1圧力室74、第2圧力室75をそれぞれ有する。第1、第2圧力室74,75に対してそれぞれ第1、油路79,81を通じてオイルポンプ76からエンジンオイル70を供給する。ECU88は各油路79,81の途中に設けられたオイルコントロールバルブ82を制御し、エンジン始動後から所定時間が経過するまで、第1油路を閉鎖するとともに、第2油路81を開放する。
請求項(抜粋):
内燃機関の吸気バルブ及び排気バルブの少なくとも一方のバルブタイミングを制御するバルブタイミング制御装置であって、前記吸気バルブ又は前記排気バルブを駆動するためのカムシャフトと、前記カムシャフトの一端部において同シャフトと相対回転可能に設けられ、前記内燃機関のクランクシャフトから回転力が伝達される回転体と、前記カムシャフト及び前記回転体の間に設けられ、所定方向に移動することにより前記両回転体の回転位相を変更するための位相変更部材と、前記位相変更部材の移動方向において同部材の両側に設けられた第1圧力室及び第2圧力室と、流体供給源からの流体を前記各圧力室に供給するための第1供給通路及び第2供給通路を含む流体通路と、前記流体通路に設けられ、前記各圧力室における流体圧を調整するための調整弁と、前記内燃機関の運転状態に応じて調整弁を制御することにより前記各圧力室における前記流体圧を変化させ、その流体圧により前記位相変更部材の位置を調整して前記回転体に対するカムシャフトの相対的な回転位相を変更し前記運転状態に適合するバルブタイミングにて前記吸気バルブ又は排気バルブを開閉させるための第1の制御手段とを備えた内燃機関のバルブタイミング制御装置において、前記内燃機関の始動後から所定時間が経過するまでは、第1圧力室内を密閉すべく同圧力室に通じる第1供給通路を閉鎖し、且つ、第2圧力室に流体を供給すべく同圧力室に通じる第2供給通路を開放するように前記調整弁を制御するための第2の制御手段を備えたことを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
IPC (3件):
F01L 1/34 ,  F01M 1/16 ,  F02D 11/06
FI (4件):
F01L 1/34 Z ,  F01L 1/34 C ,  F01M 1/16 F ,  F02D 11/06 D
引用特許:
出願人引用 (4件)
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