特許
J-GLOBAL ID:200903088516402806

気圧式倍力装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 萼 経夫 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-096478
公開番号(公開出願番号):特開平10-278773
出願日: 1997年03月31日
公開日(公表日): 1998年10月20日
要約:
【要約】【課題】 ジャンプイン出力を2段階に発生させて、ブレーキ操作性の向上を図る。【解決手段】 パワーピストンのバルブボデー22に内装したプランジャ28を、入力軸33に連結されたプランジャ本体29と、プランジャ本体29に摺動可能に嵌合した弁座部材31と、リアクションディスク48から反力を受ける反力受け32とに分割し、反力受け32に環状ピストン57を嵌装すると共に、この環状ピストン57に前記弁座部材31を連結し、さらに環状ピストン57を圧縮ばね59により所定のセット荷重で保持する。そして、入力軸33から加えられる入力が増して、環状ピストン57にかかる差圧が前記セット荷重を超えた時に、圧縮ばね59の短縮によりプランジャ28の全長を縮ませ、リアクションディスク48と反力受け32との間の間隙を拡大して、2次的なジャンプイン出力を発生させる。
請求項(抜粋):
シェル本体内をダイアフラムを備えたパワーピストンにより定圧室と変圧室とに区画し、前記パワーピストンに設けたバルブボデー内に、入力軸と連結されたプランジャと該プランジャの後端に設けた弁座を要素とする弁機構とを配設し、前記プランジャの摺動に応じて前記弁機構を作動させることにより、前記定圧室と前記変圧室とに差圧を発生させ、この差圧により前記パワーピストンに生じた推力をリアクションディスクを介して出力軸に伝達すると共に、出力反力の一部を前記リアクションディスクを介して前記プランジャに伝達するようにした気圧式倍力装置において、前記プランジャを、前記入力軸に連結されたプランジャ本体と、前記弁機構の弁座を後端に有する筒状の弁座部材と、前記リアクションディスクから反力を受ける反力受けとに分割し、前記弁座部材を前記プランジャ本体に摺動可能に嵌合すると共に、該弁座部材の先端を、前記反力受けの周りに形成された環状シリンダ内に配置した環状ピストンに連結し、前記環状ピストンは、前記反力受けに圧縮ばねにより所定のセット荷重で保持させ、かつ前記環状ピストンの前端に前記定圧室内の圧力を、その後端に前記変圧室内の圧力をそれぞれ作用させるようにしたことを特徴とする気圧式倍力装置。
引用特許:
審査官引用 (3件)
  • 負圧式倍力装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平7-191869   出願人:アイシン精機株式会社
  • 気圧式倍力装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平6-250011   出願人:トキコ株式会社
  • 倍力装置の弁機構
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平7-099938   出願人:自動車機器株式会社

前のページに戻る