特許
J-GLOBAL ID:200903089057514813
熱処理歪みの少ない肌焼鋼製品の製法
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
小谷 悦司 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-309660
公開番号(公開出願番号):特開平10-147814
出願日: 1996年11月20日
公開日(公表日): 1998年06月02日
要約:
【要約】【課題】 浸炭焼入れ処理あるいは浸炭窒化焼入れ処理等の表面硬化処理による熱処理歪が少なくて寸法精度に優れ、且つ非浸炭、非窒化もしくは非浸炭浸窒層の硬さが高く耐疲労特性に優れた肌焼製品を得ることのできる方法を確立すること。【解決手段】 鋼材のC,Mn,Si,Al等の含有量を規定すると共に、下記式で示されるHeq1 の値が0.33以上である鋼材を用いて成形された部品を、所定の温度で浸炭・窒化処理し、更にその後に行なわれる焼入れを適正な温度範囲で行なうことにより、浸炭、窒化もしくは浸炭浸窒の行なわれていない母材部分の金属組織を20〜80%の初析フェライトとする。Heq1 =[C]+0.12×[Si]+ 0.13×[Mn]
請求項(抜粋):
C :0.05〜0.35%、Si:0.15〜1.0%、Mn:2.0%以下(0%を含む)、Al:0.015〜0.06%、N :0.005〜0.03%、P :0.030%以下(0%を含む)、残部:Feおよび不可避的不純物よりなり、下記式(A1)で求められるHeq1 の値が0.33以上である鋼材を用いて成形された部品を、下記式(B1)の関係を満たす温度TA1で加熱し、浸炭、浸炭窒化もしくは浸炭浸窒処理した後、下記式(C1)の関係を満たす焼入れ開始温度TP1から焼入れを行ない、非浸炭、非浸炭窒化もしくは非浸炭浸窒部の金属組織を20〜80%の初析フェライトとすることを特徴とする熱処理歪みの少ない肌焼鋼製品の製法。Heq1 =[C]+0.12×[Si]+ 0.13×[Mn]......(A1)TA1≧940- 470×[C]+70×[Si]- 20×[Mn]......(B1)T1a≦TP1≦T2a......(C1)T1a= 788-117×[C]+29×[Si]- 14×[Mn]T2a= 900-387×[C]+63×[Si]- 18×[Mn](式中、[元素]は鋼材中の各元素の含有量を表わす)
IPC (7件):
C21D 6/00
, C21D 7/06
, C22C 38/00 301
, C22C 38/06
, C22C 38/12
, C22C 38/58
, C22C 38/60
FI (8件):
C21D 6/00 D
, C21D 6/00 P
, C21D 7/06 A
, C22C 38/00 301 N
, C22C 38/06
, C22C 38/12
, C22C 38/58
, C22C 38/60
引用特許:
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