特許
J-GLOBAL ID:200903091849704738

原子炉起動監視装置および炉内出力監視方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 波多野 久 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-249232
公開番号(公開出願番号):特開2000-162366
出願日: 1999年09月02日
公開日(公表日): 2000年06月16日
要約:
【要約】【課題】比較的簡単な装置構造を構築し、ディジタルフィルタの特徴を十分に生かし、パルス計測の波形選別およびキャンベル計測のディジタル演算をリアルタイムで実行可能で比較的簡単なアルゴリズムを構築する。【解決手段】原子炉起動監視装置は、SRNM検出器1、アナログ増幅器2、A/D変換器3、パルス計測系4、キャンベル計測系5、及び原子炉出力監視手段6を備える。パルス計測系4は、変換器3からの第1のディジタルデータS1から検出器1の出力パルスのパルス数を計数するパルス計数手段7と、この計数値を原子炉出力に変換して評価するパルス計測評価手段8とを備える。キャンベル計測系5は、変換器3からの第1のディジタルデータS1を成す複数個のサンプリング値を足し合わせてそのデータS1よりもビット数の大きい精度をもつ第2のディジタルデータS2を取得する和演算手段9と、このデータS2に基づいて2乗平均値を求めるパワー演算手段10と、その2乗平均値を原子炉出力に変換して評価するキャンベル計測評価手段11とを備える。
請求項(抜粋):
原子炉の少なくとも起動時の原子炉出力を監視するデータとして、放射線に関するデータをその放射線量に応じたパルス成分を有する電気信号に変換して検出する放射線センサと、この放射線センサにより検出された電気信号のうちの一定周波数帯域内の周波数成分を有する電気信号をフィルタリングするアナログフィルタ手段と、このアナログフィルタ手段によりフィルタリングされた前記周波数成分を有する電気信号を前記パルス成分のパルス幅よりも短いサンプリング間隔で一定のビット数の精度をもつ第1のディジタルデータに変換するディジタル変換手段と、このディジタル変換手段からの第1のディジタルデータに基づいて一定周波数帯域での前記パルス成分のパルス数を計数して前記原子炉出力に関するデータを計測するパルス計測手段と、前記ディジタル変換手段からの第1のディジタルデータを成す複数個のサンプリング値よりもビット数の大きい精度をもつ第2のディジタルデータを取得するように予め設定された和演算条件で前記第1のディジタルデータを成す複数個のサンプリング値を足し合わせる和演算手段と、この和演算手段で取得される前記第2のディジタルデータに基づいて一定の周波数帯域での前記パルス成分の重なりで生じるゆらぎ成分のパワーに相当する2乗平均値を計算して前記原子炉出力に関するデータを計測するキャンベル計測手段と、前記パルス計測手段および前記キャンベル計測手段からの計測データに基づいて前記原子炉出力に関する情報を連続的に監視する原子炉出力監視手段とを備えたことを特徴とする原子炉起動監視装置。
IPC (3件):
G21C 17/00 GDB ,  G21C 17/10 ,  G21D 3/00 GDB
FI (3件):
G21C 17/00 GDB S ,  G21D 3/00 GDB E ,  G21C 17/10 W
引用特許:
出願人引用 (9件)
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審査官引用 (13件)
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