特許
J-GLOBAL ID:200903093559966561

音響信号符号化方法、その装置、音響信号復号化方法、その装置及びそれらのプログラム記録媒体

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 草野 卓 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-136723
公開番号(公開出願番号):特開2001-027899
出願日: 2000年05月10日
公開日(公表日): 2001年01月30日
要約:
【要約】【課題】 楽音信号、音声信号にかかわらず高品質の符号化を達成する。【解決手段】 CELP符号化方式において、低次の合成フィルタ(14)と、縦続接続された低次と高次の合成フィルタ(29a,29b)から成る縦続接続合成フィルタ(29)を設け、モード判定部(41)において入力音響信号に対し、合成音響信号を推定し、推定合成音響信号を低次の合成フィルタ(14)に対応する逆フィルタ(41A)と縦続接続合成フィルタ(29)に対応する逆フィルタ(41B)によりそれぞれ逆フィルタ処理して残差信号を求め、それらの残差信号のパワーが小さいほうに対応する合成フィルタをスイッチ(SW)により選択し、選択された合成フィルタによる出力合成音響信号と入力音響信号の誤差が最小となるよう符号帳を探索して符号化する。
請求項(抜粋):
入力音響信号に対し符号帳手段を用いて合成音響信号を生成し、誤差が最小となるよう符号帳手段を探索することにより入力音響信号を符号化する方法であり、以下のステップを含む:(a) 入力音響信号に対する合成音響を推定し、(b) 上記入力音響信号及び/又は上記合成音響信号からp次の第1線形予測合成フィルタの係数と、p'次の第2線形予測合成フィルタとn次の第3線形予測合成フィルタの縦続接続合成フィルタの係数とを決定し、p'はpと等しいか同程度の値であり、nはpより十分大きい値であり、(c) 上記推定合成音響信号を上記第1線形予測合成フィルタに対応する第1逆フィルタと、上記縦続接続合成フィルタに対応する第2逆フィルタによりそれぞれ逆フィルタ処理して得られる第1及び第2残差信号を上記第1線形予測合成フィルタ及び上記縦続接続合成フィルタを駆動する第1及び第2励振信号と推定し、(d) 上記第1及び第2推定励振信号から上記第1線形予測合成フィルタと、上記縦続接続合成フィルタのいずれが高品質の符号化を与えるかを判定し、その判定結果に基づいて上記第1線形予測合成フィルタと上記縦続接続合成フィルタのいずれか一方を選択し、(e) 符号帳手段から選択した励振ベクトルに利得を与えて励振信号とし、上記第1線形予測合成フィルタ及び上記縦続接続合成フィルタの選択した上記一方に供給して合成音響信号を生成し、(f) 上記ステップ(e) を繰り返して生成された上記合成音響信号と上記入力音響信号との誤差を最小とする上記励振ベクトルと上記利得を決定し、(g) 上記決定された励振ベクトルと上記利得をそれぞれ示す符号化符号と、利得符号と、上記何れの合成フィルタを選択したかを表すモード符号とを少なくとも出力する。
IPC (4件):
G10L 19/12 ,  G10L 19/06 ,  H03M 7/30 ,  H04B 14/04
FI (4件):
G10L 9/14 S ,  H03M 7/30 B ,  H04B 14/04 Z ,  G10L 9/14 H
引用特許:
出願人引用 (2件)

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