特許
J-GLOBAL ID:200903096745909097

重合体の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小島 清路
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-137567
公開番号(公開出願番号):特開平11-315106
出願日: 1998年04月30日
公開日(公表日): 1999年11月16日
要約:
【要約】【課題】 乳化重合により、分子量が10000以上であり、分子量分布の狭い重合体を得ることができ、また、ブロック共重合体を容易に得ることができる重合体の製造方法を提供する。【解決手段】 (a)過硫酸カリウム、2-ブロモプロピオン酸メチル等のラジカル重合開始剤、(b)Cu、Fe等のハロゲン化物などの遷移金属化合物、及び(c)特に、単量体或いは有機溶媒に可溶であって、遷移金属に配位し得る化合物、を触媒を構成する成分として用い、ブタジエン等の共役ジエン化合物、スチレン等の芳香族ビニル化合物、及び各種のアクリル酸エステル等の単量体を乳化重合させ、重合体を得る。また、特に、共役ジエン化合物、芳香族ビニル化合物等の非極性単量体と、アクリル酸エステル等の極性単量体とのブロック共重合体を得る。
請求項(抜粋):
(a)ラジカル重合開始剤、(b)遷移金属化合物及び(c)下記の一般式(1)又は一般式(2)によって表される化合物、或いはポルフィリン誘導体、フタロシアニン誘導体及びナフタロシアニン誘導体から選ばれる少なくとも1種の遷移金属に配位し得る化合物を用いて乳化重合することを特徴とする重合体の製造方法。R1-Z1-(R’-Z2)n-R2 (1)(式中、Z1及びZ2は、それぞれ、酸素原子、イオウ原子、NR3及びPR3のうちの1種である。R1、R2及び上記R3は、それぞれ、水素原子、炭素数1〜20のアルキル基、アルコキシアルキル基、アリール基、アルコキシアリール基、モノアルキルアミノアルキル基、ジアルキルアミノアルキル基及び複素環構造を有する置換基のうちの1種であり、R1とR2、R1とR3及びR2とR3とは飽和結合若しくは不飽和結合によって結合されていてもよい。R’は、炭素数1〜20のアルキレン基、アルケニルアルキレン基、アリーレン基及び複素環構造を有する置換基のうちの1種である。nは0〜6の整数である。)(式中、R4R5R6及びR7は、それぞれ、水素原子、炭素数1〜20のアルキル基、炭素数2〜20のアルケニル基、アルコキシアルキル基、アリール基、アルコキシアリール基、ジアルキルアミノアルキル基及び複素環構造を有する置換基のうちの1種であり、R4とR6及びR5とR7とは飽和結合若しくは不飽和結合によって結合されていてもよい。R”は、炭素数1〜4のアルキレン基、炭素数2〜4のアルケニレン基のうちの1種である。mは0又は1である。)
IPC (3件):
C08F 2/22 ,  C08F 4/60 ,  C08F297/06
FI (3件):
C08F 2/22 ,  C08F 4/60 ,  C08F297/06
引用特許:
審査官引用 (3件)

前のページに戻る