特許
J-GLOBAL ID:200903097073136171
気体濃縮方法およびその装置
発明者:
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出願人/特許権者:
,
代理人 (5件):
青木 篤
, 石田 敬
, 古賀 哲次
, 小林 良博
, 西山 雅也
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2004-566469
公開番号(公開出願番号):特表2008-500890
出願日: 2004年02月16日
公開日(公表日): 2008年01月17日
要約:
本発明は、吸着剤に圧力差を加えて濃縮気体を得る方法およびその装置に関し、特に、生産気体の濃度よりも生産量に重点を置いた、各工程段階で連続生産の概念を導入して多量の富化気体を得る方法およびその装置に関する。本発明は、従来の圧力スイング吸着(PSA)の工程のうち、減圧段階においても所望の目的物を続けて生産して目的物の回収率および生産性の向上を図るスピーディな圧力スイング吸着方法(RPSA)を、真空スイング吸着方式(VSA)に導入した方法およびその装置に関する。本発明に係る装置は、産業用への応用よりも小型機器に適用できるという長所があり、特に、小型酸素濃縮器に適用した場合、医療用以外に家電製品である空気調和用および浄水器などに応用し得るように構成することができるという長所がある。
請求項(抜粋):
特定の気体に対して選択的な吸着特性を有する吸着剤に圧力差を加えて気体を分離する気体濃縮方法において、
第1吸着ベッドにおいて、その内部圧力を原料混合気体の圧力より低くして、混合気体を吸着ベッドの供給端部内に流入させ、吸着性の高い成分を優先的に吸着剤に吸着させ、第2吸着ベッドにおいて、その内部圧力を減少させて、吸着されていた成分を脱着させ、一方、前記第1吸着ベッドにおいて、より吸着性の低い成分を、第1吸着ベッドの生産端部を通して外部に排出して富化気体を生産し、前記富化気体の一部を、前記各吸着ベッドの生産端部間に連結された微細管を通して前記第2吸着ベッドの生産端部に供給する第1段階と;
前記第1吸着ベッドにおいて、その内部を供給端部から減圧し、吸着されていた成分を脱着させ、第2吸着ベッドにおいて、原料混合気体を供給して供給端部から加圧して吸着性の高い成分を吸着させ、この過程中に前記第1および第2吸着ベッドのそれぞれの生産端部から供給端部までの間には圧力勾配が存在していて、第1吸着ベッドの生産端部は第2吸着ベッドの生産端部より圧力が高くて、生産気体の一部が第1吸着ベッドの生産端部から第2吸着ベッドへ生産端部へ供給され、この過程中にも生産気体は連続的に生産され、第1吸着ベッドおよび第2吸着ベッドの生産端部から同時に富化ガスが生産される時期が存在する第2段階と;
第1吸着ベッドの生産端部と第2吸着ベッドの生産端部との圧力を前記第2段階と逆転して、第1段階と反対に、第1吸着ベッドでは脱着が行われ、第2吸着ベッドでは吸着が行われ、第2吸着ベッドの生産端部から生産される富化気体の一部が第1吸着ベッドの生産端部を通して供給されるとともに、第2吸着ベッドの生産端部から富化気体が生産される第3段階と;
前記第2段階と反対に、各吸着ベッド内の圧力勾配によって生産気体の一部が第2吸着ベッドの生産端部から第1吸着ベッドの生産端部へ供給され、第1吸着ベッドにおいて、原料混合気体の供給によって供給端部から加圧して吸着が行われ、第2吸着ベッドにおいて、供給端部から減圧して脱着が行われ、この過程中にも生産気体は連続的に生産され、第1吸着ベッドおよび第2吸着ベッドの生産端部から同時に生産される時期が存在する第4段階と;を含むことを特徴とする気体濃縮方法。
IPC (1件):
FI (1件):
Fターム (7件):
4D012CA05
, 4D012CB16
, 4D012CD07
, 4D012CF03
, 4D012CJ03
, 4D012CJ04
, 4D012CJ07
引用特許:
審査官引用 (5件)
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酸素濃縮装置
公報種別:公開公報
出願番号:特願2000-068569
出願人:住友ベークライト株式会社
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ガス分離装置
公報種別:公開公報
出願番号:特願平3-232757
出願人:三菱重工業株式会社
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人工呼吸器用の圧縮空気発生装置
公報種別:公開公報
出願番号:特願平6-192095
出願人:佐藤重雄
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酸素濃縮装置
公報種別:公開公報
出願番号:特願2000-068583
出願人:住友ベークライト株式会社
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医療用酸素濃縮装置
公報種別:公開公報
出願番号:特願2001-389371
出願人:帝人株式会社
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