特許
J-GLOBAL ID:200903097954942847
油圧緩衝器
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
萼 経夫 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-253271
公開番号(公開出願番号):特開平11-159563
出願日: 1998年08月24日
公開日(公表日): 1999年06月15日
要約:
【要約】【課題】 油圧緩衝器において、油液への溶接スパッタの混入を防止し、かつ、油液漏れを確実に防止する。【解決手段】 リザーバ4内のシリンダ2の外周に筒状部材35を設けて、これらの間に環状油路14,15を形成する。外筒3の側壁をプレス加工して平坦面40a を有する取付座40を形成し、取付座40に減衰力発生機構18を取り付ける。シール部材45,46を固着した接続管43,44を筒状部材35の接続口38,39に嵌合させ、フランジ部43a ,44a を平坦面40a に当接させて、環状油路14,15を減衰力発生機構18に接続する。取付座40をプレス加工によって成形しているので、溶接スパッタが油液中に混入することがない。また、シール部材45,46は、接続管43,44に固着したので、接続管43,44を組付けることにより確実に所定位置に装着することができ、油液漏れを確実に防止することができる。
請求項(抜粋):
油液が封入されたシリンダと、該シリンダ内に摺動可能に嵌挿されて前記シリンダ内を2つのシリンダ室に画成するピストンと、一端が前記ピストンに連結され他端が前記シリンダの外部へ延出されたピストンロッドと、前記シリンダの外周に設けられ前記シリンダとの間にリザーバを形成する外筒と、前記シリンダ室に接続され前記ピストンロッドのストロークによって油液を流通させる油液通路と、該油液通路内の油液の流動を制御して減衰力を発生させる減衰力発生機構とを備えた油圧緩衝器であって、前記シリンダと前記外筒との間に筒状部材を設けて、該筒状部材と前記シリンダとの間に前記油液通路の一部を構成する環状油路を形成し、前記外筒の側壁をプレス加工によって外側へ膨出させて平坦面を有する取付座を形成し、該取付座の平坦面に前記減衰力発生機構を取り付け、前記筒状部材および前記平坦面を貫通する接続管によって前記環状通路と前記減衰力発生機構とを接続したことを特徴とする油圧緩衝器。
引用特許: