特許
J-GLOBAL ID:200903099518736452

アクティブマウント制御装置のフィルタ係数設定方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 渡邊 功二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-003747
公開番号(公開出願番号):特開平10-196711
出願日: 1997年01月13日
公開日(公表日): 1998年07月31日
要約:
【要約】【課題】 量産車両等に対して、能動制御の効果が適正にかつ簡単に得られるようなアクティブマウント制御装置のフィルタ係数を設定する。【解決手段】 量産車両の全数または製造ロットの内の1台に対して、シート13にピックアップ加速センサ14を取り付け、DXHS-LMS適応制御を実行し、制御対象となる回転数(周波数)帯域において回転数をスィープさせることにより、任意の回転数における更新された最適フィルタ係数が得られる。このフィルタ係数の更新データがデータテーブルROM66に記憶され、データテーブルROMを取り外して能動制御装置に格納し、量産車両に搭載する。これにより、ピックアップ加速センサが不要で、適応制御より簡易な能動制御装置が安価に得られ、車両の振動に対してバラツキのない適正な能動制御を行うことができる。
請求項(抜粋):
量産される車両に設けられ、車両の振動発生源からの周期性のパルス信号に基づく入力信号を、振幅補償係数及び位相補償係数の関数であるフィルタ係数データを用いて振幅及び位相補償を行い、さらに車両の制御対象系の伝達関数により処理した後、該伝達関数による処理信号により前記振動発生源からの外力を抑制するアクティブマウント制御装置の前記フィルタ係数データを設定する方法であって、量産された車両の検査または点検時に、任意の位置に車体振動を検出するセンサを取り付けた検査対象車両に対して、車両の振動発生源からの周期性のパルス信号に基づく入力信号を、適応フィルタの振幅補償係数及び位相補償係数の関数であるフィルタ係数により振幅補償及び位相補償を行い、さらに車両の制御対象系の伝達関数により処理した後、該伝達関数による処理信号と前記振動発生源からの外力を加算し、加算の結果である誤差と前記車両の制御対象系の予め規定された推定伝達関数により前記入力信号を振幅及び位相処理した推定伝達関数処理信号とに基づいてデジタルフィルタにより前記適応フィルタのフィルタ係数の逐次更新を行う車体振動の適応制御方法を用い、振動抑制の制御対象となる周波数帯域における最適フィルタ係数データを求め、該最適フィルタ係数データを記憶した記憶装置を前記検査対象車両のアクティブマウント制御装置のフィルタ係数データとして適用するようにしたことを特徴とするアクティブマウント制御装置のフィルタ係数設定方法。
IPC (4件):
F16F 15/02 ,  B60K 5/12 ,  G05B 13/02 ,  G05D 19/02
FI (4件):
F16F 15/02 A ,  B60K 5/12 Z ,  G05B 13/02 S ,  G05D 19/02 D
引用特許:
審査官引用 (3件)

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