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J-GLOBAL ID：201002200501837956   整理番号：10A0167489

h-MoS₂の摩擦に関する計算化学研究 I 単一シート潤滑機構

A Computational Chemistry Study on Friction of h-MoS₂. Part I. Mechanism of Single Sheet Lubrication

著者 (14件)： ONODERA Tasuku (Tohoku Univ., Sendai, JPN) ,  MORITA Yusuke (Tohoku Univ., Sendai, JPN) ,  SUZUKI Ai (Tohoku Univ., Sendai, JPN) ,  KOYAMA Michihisa (Kyushu Univ., Fukuoka, JPN) ,  TSUBOI Hideyuki (Tohoku Univ., Sendai, JPN) ,  HATAKEYAMA Nozomu (Tohoku Univ., Sendai, JPN) ,  ENDOU Akira (Tohoku Univ., Sendai, JPN) ,  TAKABA Hiromitsu (Tohoku Univ., Sendai, JPN) ,  KUBO Momoji (Tohoku Univ., Sendai, JPN) ,  DASSENOY Fabrice (Ecole Centrale de Lyon, ECULLY, FRA) ,  MINFRAY Clotilde (Ecole Centrale de Lyon, ECULLY, FRA) ,  JOLY-POTTUZ Lucile (Univ. Lyon, Villeurbanne, FRA) ,  MARTIN Jean-Michel (Ecole Centrale de Lyon, ECULLY, FRA) ,  MIYAMOTO Akira (Tohoku Univ., Sendai, JPN)
資料名： Journal of Physical Chemistry B  (Journal of Physical Chemistry B)
巻： 113  号： 52  ページ： 16526-16536  発行年： 2009年12月31日 
JST資料番号： W0921A  ISSN： 1520-6106  CODEN： JPCBFK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 二種類の異なる状況下にある良く知られたラメラ化合物の六方晶硫化モリブデン(h-MoS₂)の摩擦特性を調べるため,著者らの開発した量子化学に基づく分子シミュレーション法を使用した。最初に,精密量子化学計算を経由して分子動力学シミュレーションに対するパラメータを幾つか決定し,MoS₂とMoS_2-xO_x構造を成功裡に再現した。また,スペクトルシミュレーションしたRamanスペクトルとX線回折パターン上のピークシフトがそれらの実験値と一致することを示した。ハイブリッド量子化学/古典的分子動力学法を用いることによってMoS₂シート間の原子相互作用を調べた。種々のMoS₂シート中の二個の硫黄層間の主な相互作用がCoulomb斥力であり,その斥力がMoS₂潤滑に直接影響していることを見いだした。発生期状態の鉄基板上に吸着したMoS₂シートは一層大きなCoulomb斥力相互作用により更に摩擦を縮減した。酸素含有MoS₂シートに関する摩擦はCoulomb斥力相互作用のみならず,MoS₂/MoS₂すべりインタフェースの原子規模の粗さによって影響を受けた。

シソーラス用語： *硫化モリブデン ,  六方晶系 ,  ラメラ ,  *摩擦 ,  *潤滑 ,  Coulomb相互作用 ,  斥力 ,  滑り面 ,  表面粗さ ,  量子化学 ,  計算機シミュレーション ,  分子動力学 ,  動径分布関数 ,  電子密度 ,  全エネルギー ,  電荷分布 ,  Coulombポテンシャル ,  近距離相互作用 ,  van der Waals力 ,  Morseポテンシャル ,  Ramanスペクトル ,  X線回折 ,  スペクトルシミュレーション
準シソーラス用語： ラメラ晶 ,  短距離相互作用 ,  分子シミュレーション ,  分子動力学シミュレーション ,  摩擦特性

分類 (2件)： 塩  (CD01050V) ,  固体の機械的性質一般  (BL01021C)

タイトルに関連する用語 (5件)： MoS2 ,  摩擦 ,  計算化学 ,  研究 ,  潤滑