文献
J-GLOBAL ID:201002206194442831   整理番号:10A0748988

気象研究所共用海洋モデル(MRI.COM)第3版解説

REFERENCE MANUAL FOR THE METEOROLOGICAL RESEARCH INSTITUTE COMMUNITY OCEAN MODEL (MRI.COM) VERSION 3
著者 (8件):
資料名:
号: 59  ページ: 250  発行年: 2010年02月 
JST資料番号: S0953A  ISSN: 0386-4049  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
MRI.COMと本解説書について 本技術報告は,気象研究所共用海洋モデル(MRI.COM)の解説書である。MRI.COMは気象庁気象研究所で開発,維持されてきた海洋大循環モデルである。海洋大循環モデルの名の通り,本モデルは,大きなスケールの海洋現象に関する研究や気象研究所で開発された気候モデルの海洋部分として使用されてきた。MRI.COMの最新バージョンは3である。バージョン1(2000年頃)は基本型を作成することを目的としたものであった。それまで気象研究所で使用されてきていた2系統の海洋モデルを統合することに精力が注がれた。それ故,当時の利用者は開発に直接携わる気象研究所の研究者に限定されていた。言い換えれば,利用者が本モデルに関する深い知識を有していた。バージョン2(2000年台前半)は,気象庁の現業システムへの供用を目的としたものであった。モデル開発に直接関与しない利用者数の増加が見込まれたため,当時の開発者らはこのバージョンに対する詳細な説明書の執筆を決め,日本語による解説書が2005年に出版された(石川他,2005)。この日本語版は,その英語版である本解説書の原型となっている。バージョン3(本バージョン)は,気象研地球システムモデル(MRI-ESM1;Yukimoto et al.,2010)の海洋部分への供用を主な目的としたものである。新バージョン作成理由のひとつは,開発段階で,鉛直格子点の定義位置を変更したことである。MRI-ESM1は第5次結合モデル相互比較プロジェクト(CMIP5)への参加を予定しており,同モデルによる将来予測結果などは,幅広い分野の人々に使用されることが見込まれるため,著者らは,その海洋部分についての詳細な説明を英語で執筆することとした。読者には,本解説書の目的が,特定のモデルシステムに関する詳細な説明を与えることである点に注意していただきたい。本解説書に示す,海洋に生じる現象の数学的表現,パラメタリゼーションの方法,数値アルゴリズムは,最新のプログラムコードに則ったものである。これらは概ね最先端の知見を反映したものであるが,それがすなわち物理的,数学的,計算機科学的手法の完全性を表現していることを意味するわけではない。あらゆる手法も改良の対象となり得る。...(著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
海洋物理学一般 
引用文献 (124件):
もっと見る

前のページに戻る