一次元流体モデルによるストリーマ進展速度の印加電圧値および立ち上がり時間依存性に関する検討

杤久保文嘉; 白井直機; 内田諭; 浪平隆男

文献

J-GLOBAL ID：201002208715422266 整理番号：10A1132137

一次元流体モデルによるストリーマ進展速度の印加電圧値および立ち上がり時間依存性に関する検討

Dependence of Streamer Velocity on Applied Voltage and Its Risetime by One-Dimensional Fluid Model

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資料名：
巻： PPT-10 号： 62-71 ページ： 45-50 発行年： 2010年10月21日
JST資料番号： L4030A 資料種別：会議録 (C)
記事区分：短報発行国：日本 (JPN) 言語：日本語 (JA)

本研究では,印加電圧の極性や値,立ち上がり時間がナノ秒パルス放電における1次ストリーマ進展に与える影響について,ストリーマ半径を仮定した1次元流体モデルによって検討した。ストリーマ半径を仮定した1次元モデルは厳密性をやや欠くものの,ストリーマの特性を把握するには十分である。その結果,直流電圧を印加した際,印加電圧の増加に伴つて荷電粒子密度,ストリーマヘッドでの電界強度,ストリーマの進展速度は上昇することを確認した。また,陰極向きストリーマの荷電粒子密度は陽極向きストリーマに比べて低いものの,ストリーマ進展速度に関してはほぼ同程度となることを確認した。印加電圧の立ち上がり時間に関しては,立ち上がり時間の速い方がより高電圧下でストリーマ進展を実現でき,また,ストリーマヘッドの電界を高められるので,効率的なラジカル生成に適するものと考えられる。

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気体放電 , 計算機シミュレーション

引用文献 (10件)：

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A. J. Davies, and C. J. Evans: “The computation of the growth of a gaseous discharge in space-charge distorted fields”, Comp. Phys. Commun. Vol.3, No.4, pp. 322-333(1972)

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