抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本稿では,パルスパワー応用で本年特に発展が期待される,放電生成プラズマ光源とマイクロプラズマに関する最新動向を述べる。 1)放電生成プラズマ光源:放電生成プラズマを用いた短波長光源の開発は,リソグラフィ用光源のほかナノ加工やバイオプロセスなど広い応用分野を持つため,今後もさらに発展が期待できる。現状では,Snを放電媒質とし,電極への高熱負荷対策として電極そのものを回転させながら繰り返し放電を実現するレーザアシスト回転電極DPP電源の開発が鋭意進められ,量産機光源としての発展が期待されている。また,より広範囲への応用が期待できるコヒーレントな短波長光源として,軟Xレーザの開発も積極的に進められている。特に内径数ミリのキャピラリィ管を用いた放電型のレーザ開発は直実に成果を上げている。 2)マイクロプラズマ:微小サイズのマイクロプラズマヘパルスパワー技術を適用することにより,大気圧下で大電力過渡グロー放電の生成が可能である。極短ギャッブ・微小体積なマイクロプラズマは放電開始電圧が低く,低エネルギーで生成可能であることから,比較的簡易な電源と電極構造で安定なプラズマ生成が可能となる。また,低気圧プロセスと比較して2桁以上高速なDLC薄膜堆積も実現可能である。