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J-GLOBAL ID：201002222253688616   整理番号：10A0779412

テンペ製造菌Rhizopus oligosporus IFO32002によるカルボキシメチルセルラーゼの生産とその酵素化学的性質

Production of Carboxymethylcellulase by the Tempeh Manufacturing Fungus, Rhizopus oligosporus IFO 32002, and Its Enzymatic Properties

著者 (5件)： 佐藤弥生 (和洋女大 家政学群) ,  岡留美穂 (和洋女大 家政学群) ,  LI Te (千葉大 大学院園芸学研究科) ,  藤井貴明 (千葉大 大学院園芸学研究科) ,  大野信子 (和洋女大 家政学群)
資料名： 日本家政学会誌  (Journal of Home Economics of Japan)
巻： 61  号： 7  ページ： 411-416  発行年： 2010年07月15日 
JST資料番号： F0763A  ISSN： 0913-5227  CODEN： NKGAEB  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： テンペの主要製造菌Rhizopus oligosporus IFO32002はフスマ培地上に良好に生育することができ,CMCase,β-グルコシダーゼ,キシラナーゼ,アミラーゼ,プロテアーゼを生産した。培養の初期においてCMCaseはアミラーゼを除いた酵素の中で,最も高い活性を示した。CMCase活性は,CM-Sephadexカラムにより3つの画分に分かれた。その主成分を電気泳動に関して単一までに精製した。本酵素の分子量は約40,000であった。活性の至適pHは5.5,至適温度は50°Cであった。本酵素は,CMC以外に加えてα-セルロース,濾紙やセロファンに対しても活性を示した。本酵素の活性は種々の陽イオンによって阻害された。(著者抄録)

シソーラス用語： *テンペ ,  *Rhizopus ,  *セルラーゼ ,  β-グルコシダーゼ ,  キシラナーゼ ,  アミラーゼ ,  プロテイナーゼ ,  カルボキシメチルセルロース ,  セロファン ,  濾紙 ,  セルロース ,  酵素活性度 ,  *生化学 ,  *Rhizopus oligosporus ,  *酵素化学 ,  *微生物
準シソーラス用語： *カルボキシメチルセルラーゼ

分類 (1件)： 微生物酵素の生産  (FK03030L)

引用文献 (18件)：

• 1)中野政弘.“テンペ(Tempe)”.発酵食品. 東京, 光琳全書, 1967, p.81-87.
• 2)Supranee Manurukchinakorn and Yusaku Fujio. Effect of Enzymes on the Degree of Maceration of Soybean Fermented by Rhizopus Strains, J. Fac. Agr., Kyushu Univ.,1997, 41(3・4), p.231-237.
• 3)T. Varzakas. Rhizopus oligosporus Mycelial Penetration and Enzyme Diffusion in Soya Bean Tempe, Proc. Biochem., 1998, 33(7), p.741-747.
• 4)江幡淳子, 福田靖子, 平井和子, 村田希久. テンペイの抗酸化性物質の生成に関与するβ-グルコシダーゼ. 農化., 1972, 46(7), p.323-329.
• 5)Francisco Ruiz-Teran and J David Owens. Chemical and Enzymic Changes During the Fermentation of Bacteria-Free Soya Bean Tempe, J. Sci. Food Agric., 1996, 71, p.523-530.

タイトルに関連する用語 (6件)： テンペ ,  菌 ,  Rhizopus ,  カルボキシメチルセルラーゼ ,  酵素 ,  化学的性質