界面活性剤による過シュウ酸エステル化学発光強度の増強と洗剤の検出への適用

WADA Mitsuhiro; ABE Keisuke; IKEDA Rie; HARADA Shiro; KURODA Naotaka; NAKASHIMA Kenichiro

文献

J-GLOBAL ID：201002234573040299 整理番号：10A0290824

界面活性剤による過シュウ酸エステル化学発光強度の増強と洗剤の検出への適用

Enhancement of peroxyoxalate chemiluminescence intensity by surfactants and its application to detect detergent

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資料名：
巻： 81 号： 3 ページ： 1133-1136 発行年： 2010年05月15日
JST資料番号： E0324A ISSN： 0039-9140 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：短報発行国：オランダ (NLD) 言語：英語 (EN)

H₂O₂/ビス(2,4,6-トリクロロフェニル)シュウ酸(TCPO)/ローダミンBシステム中の界面活性剤による過シュウ酸エステル化学発光(PO-CL)強度の増強について述べた。15種類の界面活性剤の効果を相対的な化学発光(CL)強度のそれぞれのシステムのブランクと界面活性剤の比率の比較により評価した。予備的な検討では,H₂O₂/イミダゾール-HNO₃緩衝液/TCPO/ローダミンBシステムをPO-CL強度における界面活性剤の効果を調べるために用いた。14種の界面活性剤は2%濃度でCL強度を減少させ,相対的CL強度は0.6から93.5%の範囲であった。これらの現象の多くは界面活性剤添加により生じるpHの顕著な変化により生じていた。さらにPO-CL強度の増強を(1)H₂O₂/TCPO/ローダミンBシステムと(2)H₂O₂/イミダゾール-HNO₃緩衝液/TCPO/システムを用いて検討した。システム1では,CL強度の増強(124から472%の範囲)が0.5%濃度の9種の界面活性剤にて観察された。この結果は,いくつかの界面活性剤はPO-CL反応において触媒的な役割を果たしているかもしれないことを表していた。界面活性剤のタイプ間ではCL強度を増強させる傾向は認められなかった。システム2では,CL強度の増強は11種の界面活性剤の添加によっても観察されており,これは用いた界面活性剤の蛍光を発する不純物により主に生じていたのかもしれなかった。さらに市販の洗剤の検出がシステム1を用いて行われた。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

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有機物質の物理分析一般 , 合成洗剤

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