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J-GLOBAL ID：201002245448688181   整理番号：10A1537833

調べるしくみ 海溝型巨大地震のリアルタイムモニタリング

著者 (1件)： 金田義行 (海洋研究開発機構)
資料名： Kanrin  (Kanrin)
号： 33  ページ： 37-40  発行年： 2010年11月10日 
JST資料番号： G0174B  ISSN： 1880-3725  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 海溝型巨大地震は,プレート沈み込み帯のプレート境界で発生する地震である。この地震は強い揺れともに津波を伴う。日本周辺域においては,1896年三陸沖地震,1968年および2003年十勝沖地震などが発生している。フィリピン海プレートが沈み込む西南日本沖合の南海トラフ域では東海地震,東南海地震,南海地震の震源地が存在し,震源域のリアルタイムモニタリングが不可欠である。文部科学省の地震研究プロジェクトでは,2006年度より紀伊半島沖熊野灘に複数種類の地震計,水圧計を稠密展開する海底ネットワークDONETの構築が開始された。さらにこれと連携し,南海地震震源域へ海底ネットワークを展開するプロジェクトDONET2が2010年度より開始された。本稿では,DONETの概要,DONETシステムおよびDONET2システムについて紹介した。

シソーラス用語： *地震 ,  *海溝 ,  *プレート境界 ,  監視装置 ,  実時間処理 ,  海底地形 ,  *システム
準シソーラス用語： DONET2システム ,  DONETシステム ,  *ネットワークシステム ,  リアルタイムモニタ ,  *海溝型巨大地震

分類 (1件)： 地震活動  (DC03030L)

引用文献 (5件)：

• 金田義行. 南海トラフ巨大地震震源域に展開する海底ネットワーク. 科学. 2007, 77, 3
• 金田義行. 先端巨大科学で探る地球. 2008
• 金田義行. 地震・津波観測監視システム (DONET) その1紀伊半島沖海底ネットワークの構築. 地震本部ニュース. 2008, 12月号, 6-7
• 川口勝義. 海底高密度リアルタイム観測ネットワークのデザインコンセプト. 海洋理工学会誌. 2007, 13, 1, 79-86
• 川口勝義. 深海底リアルタイムネットワークの構築. 日本マリンエンジニアリング学会誌. 2009, 44, 1, 58-63

タイトルに関連する用語 (2件)： 海溝型巨大地震 ,  リアルタイムモニタリング