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J-GLOBAL ID：201002252225185745   整理番号：10A0163335

タイム油の1成分,カルバクロールはPPARαとPPARγを活性化し,COX-2発現を抑制する

Carvacrol, a component of thyme oil, activates PPARα and γ and suppresses COX-2 expression

著者 (6件)： HOTTA Mariko (Nara Women’s Univ., Nara, JPN) ,  NAKATA Rieko (Nara Women’s Univ., Nara, JPN) ,  KATSUKAWA Michiko (Nara Women’s Univ., Nara, JPN) ,  HORI Kazuyuki (Akita Res. Inst. Food and Brewing, JPN) ,  TAKAHASHI Saori (Akita Res. Inst. Food and Brewing, JPN) ,  INOUE Hiroyasu (Nara Women’s Univ., Nara, JPN)
資料名： Journal of Lipid Research  (Journal of Lipid Research)
巻： 51  号： 1  ページ： 132-139  発行年： 2010年01月 
JST資料番号： H0071B  ISSN： 0022-2275  CODEN： JLPRA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： シクロオキシゲナーゼ-2(COX-2)は,循環器系の恒常性に関与し,ペルオキシソーム増殖因子活性化受容体(PPAR)はCOX-2発現調節に関与する。今回,COX-2プロモーター活性はタイム,チョウジ,バラ,ユーカリ,ウイキョウとベルガモット由来の精油により抑制を受けることを報告した。タイム油から,COX-2発現抑制因子の主要成分及びPPARαとPPARγの活性化因子としてカルバクロールを同定した。COX-2プロモーター活性のPPARγ依存性抑制は,カルバクロール処置反応で観察した。マクロファージ様U937細胞で,カルバクロールは,リポ多糖類誘発COX-2 mRNAと蛋白質発現を抑制し,PPARγに対するそのアゴニスト作用を介してCOX-2発現を調節することを示唆した。本結果はカルバクロールの抗炎症性と生活習慣病関連疾患の理解に重要であると結論した。

シソーラス用語： シソ科 ,  フェノール類 ,  *PPARα ,  *PPARγ ,  *シクロオキシゲナーゼ ,  バラ ,  チョウジ ,  ユーカリ ,  ウイキョウ ,  ミカン属 ,  *精油 ,  マクロファージ ,  U937細胞 ,  リポ多糖類 ,  mRNA ,  タンパク質合成 ,  分子遺伝現象 ,  酵素誘導 ,  単環モノテルペン ,  シクロオキシゲナーゼ2 ,  プロモーター活性 ,  蛋白質発現 ,  フトモモ科
準シソーラス用語： COX2 ,  タイム ,  ベルガモット

分類 (2件)： 酵素一般  (EB09010D) ,  精油,香料  (YG03020H)

物質索引 (1件)： カルバクロール

タイトルに関連する用語 (7件)： タイム油 ,  カルバクロール ,  PPARα ,  PPARγ ,  活性化 ,  COX-2 ,  発現