抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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安定した相互変調ひずみを発生させるアンテナとして,ダイオードを装荷した無給電素子付きパッチアンテナを提案した。無給電素子の中央にダイオードを装荷することで,相互変調ひずみの発生量を無給電素子の角度で決定できることを示し,かつ無給電素子を円形とすることでアンテナ自身の入力特性及び指向性への影響を低減できることを示した。発生する相互変調ひずみの入力電力に対する依存性を評価した結果,その増加率が異なる領域が存在することを確認した。それぞれの領域において無給電素子の角度に対する変化率は異なり,その相対的変化は電磁界シミュレータによって求めた結果と一致した。また,無給電素子上の電流に対してダイオードを大きな角度で設置することにより,入力電力に対する相互変調ひずみの増加率をほぼ一定にできることを示した。これらの結果を3次の相互変調ひずみにより確認し,高い発生量を得るには角度を0°とし,増加率を一定にするにはおおよそ80°以上とすればよいことを確認した。5次,7次相互変調ひずみについても同様の結果が得られることを実験により確認した。(著者抄録)