文献

J-GLOBAL ID：201002262536929263   整理番号：10A0610187

強誘電体ナノワイヤ及びナノアイランドの自発分極に関する研究

A Study on the Spontaneous Polarization in Ferroelectric Nanowires and Nanoislands

著者 (4件)： 藤沢浩訓 (豊田理化学研) ,  藤沢浩訓 (兵庫県大 大学院工学研究科) ,  中嶋誠二 (兵庫県大 大学院工学研究科) ,  清水勝 (兵庫県大 大学院工学研究科)
資料名： 豊田研究報告  (Reports of Toyota Physical and Chemical Research Institute)
号： 63  ページ： 135-139  発行年： 2010年05月30日 
JST資料番号： G0667A  ISSN： 0372-039X  CODEN： TOKHA6  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 強誘電体ナノワイヤ及びナノアイランドの自発分極について調べた。ZnOナノワイヤをテンプレートとして,PbTiO₃ナノワイヤをMOCVD法によって成長させた。表面構造はSEMによって観察した。X線極点測定を行い,PbTiO₃の自発分極の方向はZnOナノワイヤの側面から長軸方向に27°または73°傾いた方向にある事を明らかにした。Pt/Ir/SrTiO₃基板上にPbTiO₃ナノアイランド(高さが2~6nm,幅が35~110nm)を作製し,SPM(走査プローブ顕微鏡)を用いて自発分極の定量的評価を行って,44μC/cm²と評価した。この値はPbTiO₃薄膜の自発分極の半分以上の値である。

シソーラス用語： *強誘電体 ,  *ナノワイヤ ,  ナノ構造 ,  *チタン酸鉛 ,  MOCVD ,  *自発分極 ,  走査電子顕微鏡 ,  原子間力顕微鏡 ,  走査型プローブ顕微鏡 ,  X線回折 ,  ナノアイランド
準シソーラス用語： AFM【顕微鏡】 ,  PbTiO₃ ,  SEM【顕微鏡】 ,  SPM【顕微鏡】

分類 (1件)： 強誘電体,反強誘電体,強弾性  (BM05030B)

引用文献 (15件)：

• H. Fujisawa, Y. Seioh, M. Kume and M. Shimizu, Jpn. J. Appl. Phys., 47(2008) 7505.
• M. Alexe, D. Hesse, V. Schmidt, S. Senz, H. J. Fan, M. Zacharias, and U. Gösele, Appl. Phys. Lett., 89(2006) 172907.
• X. Wang, J. Song, J. Liu, and Z. L. Wang, Science, 316(2007) 102.
• J. J. Urban, W. S. Yun, Q. Gu, and H. Park, J. Am. Chem. Soc., 124(2002) 1186.
• W. S. Yun, J. J. Urban, Q. Gu, and H. Park, Nano Lett., 2(2002) 447.

タイトルに関連する用語 (5件)： 強誘電体 ,  ナノワイヤ ,  ナノアイランド ,  自発分極 ,  研究