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J-GLOBAL ID:201002271086166280   整理番号:10A1118554

ブラックホール候補XTE J1752-223におけるスペクトル状態遷移のMAXI搭載GSC観測

MAXI GSC Observations of a Spectral State Transition in the Black Hole Candidate XTE J1752-223
著者 (35件):
資料名:
巻: 62  号:ページ: L27-L32  発行年: 2010年10月25日 
JST資料番号: G0279A  ISSN: 0004-6264  CODEN: PASJA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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国際宇宙ステーションの全天X線監視装置(MAXI)搭載ガススリットカメラ(GSC)から得られたブラックホール候補XTE J1752-223に関する最初の観測結果を報告した。2009年10月23日にRossiX線可変時間探査衛星搭載比例計数管が報告したアウトバースト開始を含めて,MAXI/GSCはこの線源に対して1日当たり約10回の高感度観測を2~20keV帯域で実行した。最初の3カ月間のXTE J1752-223は低/高状態であった。2010年1月20日辺りに2~4keV帯域と4~20keV帯域の間の反相関挙動を観測した。これは線源が高/低状態へのスペクトル遷移をしたことを示している。線源が2.5~3.0の光子指数のべき則でおおまかに説明される中間状態にあったときに過渡電波ジェットが放出されたと考えられる。初期低/高状態の異常に長い周期は質量降着率の緩慢変動を意味し,劇的な軟X線の増大は相対的に低い最深温度(0.4~0.7keV)を持つ降着円盤成分の突然の出現で説明されるであろう。このような低温度は,最大降着率が状態遷移に必要な臨界ガス蒸発率の真上であったことを示唆する。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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宇宙線起源  ,  恒星 
引用文献 (36件):
  • Brocksopp, C., Corbel, S., Tzioumis, T.,& Fender, R.2009, Astron. Telegram, 2278
  • Brocksopp, C., Corbel, Tzioumis, T., Fender, R.,& Coriat, M.2010a, Astron. Telegram, 2400
  • Brocksopp, C., Jonker, P. G., Fender, R. P., Groot, P. J., van der Klis, M.,& Tingay, S. J.2001, MNRAS, 323, 517
  • Brocksopp, C., Yang, J., Corbel, S., Zunis, T.,& Fender, R.2010b, Astron. Telegram, 2438
  • Curran, P. A., Evans, P. A., Still, M., Brocksopp, C.,& Done, C.2010, Astron. Telegram, 2424
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