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J-GLOBAL ID：201002272683226087   整理番号：10A0838705

鉄触媒のルネサンス 1 鉄触媒C-Cカップリング反応の最近の展開

著者 (3件)： 橋本徹 (京大 大学院工学研究科) ,  橋本徹 (日本学術振興会) ,  中村正治 (京大 化研 元素科学国際研究セ)
資料名： 化学と工業  (Chemistry & Chemical Industry)
巻： 63  号： 8  ページ： 636-638  発行年： 2010年08月01日 
JST資料番号： F0107A  ISSN： 0022-7684  CODEN： KAKTAF  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 鉄はこの世に最も大量に存在する遷移金属光素であり,有史以来人類にとって最も身近な金属の1つである。電子材料や医農薬中間体などの精密有機合成の分野においても,コスト・毒性・環境負荷の観点から潜在的な有用性が長らく認識されていたものの,ニッケル,銅,パラジウムなどの他の遷移金属触媒の後塵を拝してきた。近年,その状況は変化しつつあり,鉄を触媒とする精密合成反応の開発研究が世界中で行われている。本稿では,有機合成化学の基本反応である炭素-炭素結合生成反応,とりわけクロスカップリング型の結合生成反応に注目して,鉄触媒の最近の活躍ぶりを紹介したい。(著者抄録)

シソーラス用語： *鉄触媒 ,  *カップリング反応 ,  C-C結合 ,  交差カップリング反応 ,  塩化鉄 ,  鉄錯体 ,  ホスフィン錯体 ,  反応機構
準シソーラス用語： クロスカップリング反応

分類 (2件)： その他の触媒  (CB06123Z) ,  付加反応,脱離反応  (CF02030M)

引用文献 (24件)：

• LI, Z. Angew. Chem., Int. Ed. 2007, 46, 6505
• NAKAMURA, E. J. Am. Chem. Soc. 2008, 130, 5858
• NAKAMURA, E. Angew. Chem., Int. Ed. 2009, 48, 2925
• NAKAMURA, E. Synlett. 2010, 2010, 313
• NAKAMURA, E. J. Am. Chem. Soc. 2010, 132, 5568

タイトルに関連する用語 (4件)： 鉄触媒 ,  ルネサンス ,  C-Cカップリング ,  展開