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J-GLOBAL ID:201002272982305520   整理番号:10A0449186

アディポネクチンとAdipoR1は,Ca2+とAMPK/SIRT1によってPGC-1αとミトコンドリアを調節する

Adiponectin and AdipoR1 regulate PGC-1α and mitochondria by Ca2+ and AMPK/SIRT1
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巻: 464  号: 7293  ページ: 1313-1319  発行年: 2010年04月29日 
JST資料番号: D0193B  ISSN: 0028-0836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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アディポネクチンは,抗糖尿病作用を有するアディポカインである。その受容体は,Gタンパク質共役型受容体とは反対に,アミノ末端が細胞内に位置する7回膜貫通型のトポロジーを示す。今回我々は,アディポネクチンが,その1型受容体(AdipoR1)を介して細胞外Ca2+の流入を誘導することの証拠を提供する。この流入は,筋細胞内でのアディポネクチンによるCa2+/カルモジュリン依存性プロテインキナーゼキナーゼβ(CaMKKβ),AMPKおよびSIRT1の活性化,ペルオキシソーム増殖因子活性化受容体γコアクチベーター1α(PGC-1α)の発現増加およびアセチル化減少,ミトコンドリアの増加に必要であった。さらに,AdipoR1を筋特異的に破壊すると,細胞内でのアディポネクチンによるCa2+濃度増加が抑制され,CaMKK,AMPKおよびSIRT1の活性化が低下した。AdipoR1を抑制した場合,PGC-1αの発現および脱アセチル化の低下,ミトコンドリア含有量および酵素の減少,酸化的なI型筋繊維の減少,骨格筋内での酸化ストレス解毒酵素の減少をもたらしたが,これらはインスリン抵抗性および運動耐容能低下と関連がある。肥満におけるアディポネクチンおよびAdipoR1の減少が,糖尿病に認められるミトコンドリア機能不全およびインスリン抵抗性の原因となる可能性がある。Copyright Nature Publishing Group 2010
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分類 (2件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
生物学的機能  ,  細胞膜の受容体 

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