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J-GLOBAL ID：201002275631618911   整理番号：10A1622670

衝撃式粉砕機を用いた製パン用米粉の開発

著者 (3件)： 高橋克嘉 (宮崎県食品開発セ) ,  永山志穂 (宮崎県食品開発セ) ,  柚木崎千鶴子 (宮崎県食品開発セ)
資料名： 宮崎県工業技術センター・宮崎県食品開発センター研究報告  (Report of Miyazaki Prefecture Industrial Technology Center & Miyazaki Prefectural Food R&D Center)
号： 54  ページ： 79-84  発行年： 2010年11月 
JST資料番号： G0884B  ISSN： 1345-5974  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 米粉の利用・普及拡大に向け,小型の衝撃式粉砕機を用いた米粉製造及び製パンについて検討を行った。通常は乾式で粉砕を行う本粉砕機においても,吸水させた米による湿式製粉は可能であった。60分間吸水させ,遠心脱水させた米を,15kg/hで投入する条件が最も良好であった。また,給水の後に静置時間を設定することで,遠心脱水工程を省略可能であった。試作された米粉は乾式製粉による米粉と比較して損傷澱粉率が大幅に低下し,気流式粉砕機による米粉と同程度となった。平均粒径は気流式粉砕機による米粉より大きくなったが,製パン時の膨らみは近い値を示した。これより,小型の衝撃式粉砕機においても,湿式粉砕により製パンに適した米粉が製造可能であることがわかった。(著者抄録)

シソーラス用語： *米粉 ,  *製粉 ,  粉砕機 ,  湿式粉砕 ,  衝撃破砕 ,  生地 ,  パン ,  乾式粉砕 ,  損傷澱粉 ,  *製パン性 ,  比較試験
準シソーラス用語： 米粉パン

分類 (1件)： 製粉  (FJ04020E)

引用文献 (4件)：

• 農林水産省, 国民1人・1年当たり供給純食糧, 食糧需給表 (2008)
• Araki, E., Ikeda, T., Ashida, K., Takata, K., Yanaka M. And Iida, S., Effects of rice flour properties on specific loaf volume of one-loaf bread made from rice flour with wheat vital gluten. Food Sci. Technol. Res., 15, 439-448(2009)
• 興座宏一, 松木順子, 岡留博司, 岡部繭子, 鈴木啓太郎, 奥西智哉, 北村義明, 堀金 彰, 山田純代, 松倉 潮: 製粉方法の異なる米粉の特性と製パン性の関係, 74, 37-44(2010)
• 瀬口正晴, 松本博: 製パンプロセスの科学第1版, 光琳, 207-220(1991)

タイトルに関連する用語 (5件)： 衝撃 ,  粉砕機 ,  製パン ,  米粉 ,  開発