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J-GLOBAL ID：201002282988384737   整理番号：10A0829865

XMM-ニュートンによる混合形態SNR W28からの硬X線スペクトルの発見

Discovery of a Hard X-ray Spectrum from the Mixed Morphology SNR W28 with XMM-Newton

著者 (8件)： NAKAMURA Ryoko (Jaxa, Kanagawa) ,  BAMBA Aya (Jaxa, Kanagawa) ,  ISHIDA Manabu (Jaxa, Kanagawa) ,  YAMAZAKI Ryo (Hiroshima Univ., Hiroshima) ,  TATEMATSU Kenichi (National Astronomical Observatory of Japan, Tokyo) ,  KOHRI Kazunori (Tohoku Univ., Miyagi) ,  PUEHLHOFER Gerd (Inst. Astronomie and Astrophysik, Tuebingen, DEU) ,  WAGNER Stefan J. (Univ. Heidelberg, Heidelberg, DEU)
資料名： 宇宙航空研究開発機構特別資料 JAXA-SP-  (JAXA Special Publication)
号： 09-008E  ページ： 40-41  発行年： 2010年02月26日 
JST資料番号： S0762C  ISSN： 1349-113X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 超新星残骸(SNR)W28からの非熱的X線放出の発見について記述した。W28は,そこからGeVとTeV γ線が検出される宇宙線加速器である。W28の北東を解析し,粒子加速度により,おそらく,非熱的X線放出と思われる内部領域から,2.4(2.1-2.8)の光子指標によるべき則スペクトルを発見した。それがシンクロトロンX線であると仮定すると,シンクロトロン光子は,わずかなμG磁場をもつW28の年齢と矛盾はない。一方,TeV γ線放出領域の1つから意味のあるX線フラックスはなかった。TeV帯域と同じ,2.66の光子指標をもつパワー則スペクトルを仮定すると,2.1×10^-14エルグ/秒・cm²を上限とする,2-10keVフラックスを得た。X線中の低い輝きや分子雲とTeV γ線放出場所との一致は,TeV γ線が加速された光子を起源としていることを暗示している。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *超新星残骸 ,  非熱的放射 ,  X線反射 ,  γ線 ,  法則 ,  分子雲 ,  硬X線 ,  *天文衛星 ,  *星間物質 ,  *放射
準シソーラス用語： *X線放射 ,  べき則

分類 (2件)： 恒星  (DB05000P) ,  宇宙飛行体  (QK08000Y)

引用文献 (5件)：

• Abdo, A. A. et al. 2009, ApJS, 183, 46
• Aharonian, F. et al. 2008, A&A, 481, 401
• Arikawa, Y. et al. 1999, PASJ, 51, L7
• Borkowski, L. et al. 2001, ApJ, 548, 820
• Claussen, M. J. et al. 1997, ApJ., 489, 143

タイトルに関連する用語 (6件)： ニュートン ,  形態 ,  SNR ,  硬X線 ,  スペクトル ,  発見