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J-GLOBAL ID:201002289409153723   整理番号:10A0533044

西南暖地の早期栽培における水稲品種の寡照条件下での高温登熟性の評価法

Evaluation Method of Ripening Capability of Rice Varieties under High Temperature and Poor Sunshine Conditions in Early-Season Culture in Warm South-Western District of Japan
著者 (6件):
資料名:
巻: 79  号:ページ: 142-149 (J-STAGE)  発行年: 2010年 
JST資料番号: G0811A  ISSN: 0011-1848  CODEN: NISAAJ  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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水稲10品種を用いて,西南暖地の早期栽培における高温多照年および高温寡照年の玄米品質低下に影響を及ぼす白未熟粒のタイプを調査するとともに,遮光率の高いハウス内(遮光率66%)で登熟させることによって,水稲品種の高温寡照条件下での登熟性を評価できるかどうかを検討した.圃場試験の結果から,高温多照年には背・基白粒の発生が,高温寡照年には背・基白粒および乳白粒の発生が玄米品質低下に影響を及ぼしていることが明らかとなり,高温寡照条件下での登熟性を評価するためには,背・基白粒割合だけでなく乳白粒割合を加えて検討することが適当であると考えられた.また,高温寡照年の圃場における乳白粒割合と高温多照年に遮光ハウス内で登熟させた場合の乳白粒割合との間には有意な正の相関関係が認められ,高温多照年に遮光ハウス内で登熟させることによって,水稲品種の高温寡照条件下での登熟性を評価できるものと考えられた.さらに,高温寡照条件下での登熟性を評価する場合においても,高温登熟性の基準品種として使用されているふさおとめ(強),あきたこまち(中),初星(弱)はそれぞれの基準品種として使用できると考えられ,ふさおとめ,初星と同程度の乳白粒割合を示したとさぴか,おきにいりもそれぞれ 「強」 および 「弱」 の基準品種として適するものと判断された.(著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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稲作  ,  自然災害 
引用文献 (27件):
  • 1) 林陽生 2003.日本の水稲栽培への影響.地球温暖化-世界の動向から対策技術まで-.大政謙次・原沢英夫・(財)遺伝学普及会編.生物の科学遺伝 別冊 17 : 119-127.
  • 2) 飯田幸彦・横田国夫・桐原俊明・須賀立夫 2002.温室と高温年の圃場で栽培した水稲における玄米品質低下程度の比較.日作紀 71 : 174-177.
  • 3) 飯田幸彦・田畑美奈子 2005.水稲品質の高温耐性育種の可能性-茨城県における取り組み-.日作紀 74 : 89-91.
  • 4) 岩下友記・新屋明・山川恵久・土井修・上原裕美・鳥山國士 1973.水稲の高温登熟性について-品質の変化と品種間差異-.日作九支報 39 : 48-57.
  • 5) 重山博信・伊藤喜美子・阿部聖一・小林和幸・平尾賢一・松井崇晃・星豊一 1999.新潟県における水稲品種の品質・食味の向上.第16報 水稲の高温水かんがいによる高温登熟性の検定法.北陸作報 34 : 21-23.
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