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J-GLOBAL ID:201002290625096996   整理番号:10A0769547

ラクト系/ネオラクト系糖脂質が欠損すると糖脂質を多く含むミクロドメインの形成が亢進され,B細胞の活性化が促進される

Lack of lacto/neolacto-glycolipids enhances the formation of glycolipid-enriched microdomains, facilitating B cell activation
著者 (15件):
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巻: 107  号: 26  ページ: 11900-11905  発行年: 2010年06月29日 
JST資料番号: D0387A  ISSN: 0027-8424  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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著者らは,β1,3-N-アセチルグルコサミニルトランスフェラーゼ5(B3gnt5)はラクト/ネオラクト系糖脂質の前駆体構造を合成するラクトトリアオシルセラミド(Lc3Cer)シンターゼであることを報告している。本研究では,ラクト系/ネオラクト系糖脂質のin vivoにおける生物学的機能について,新たに作製したB3gnt5欠損(B3gnt-/-)マウス用いて検討した。B3gnt5-/-マウスの組織にはラクト系/ネオラクト系糖脂質は存在せず,Lc3Cerシンターゼ活性も検出されなかったことから,β3GnT5がin vivoにおいてLc3Cerを合成する唯一の酵素であることが分かった。スフィンゴ糖脂質に富むミクロドメイン(GEM)のマーカーであるGM1は,B3gnt-/-B細胞で上方制御されていることがフローサイトメトリーおよび蛍光顕微鏡法により示されたが,TLC-免疫ブロット解析ではGM1の量に違いが見られなかったこと,B3gnt-/-静止期B細胞の表面上のGEM染色点は,野生型細胞のそれよりも明るく大きかったことから,B3gnt-/-B細胞ではGEMの構造変化が起きていることが示唆された。BCRシグナル伝達関連タンパク質についてGEM画分の内外の移動について調べたところ,B3gnt-/-BB細胞では,BCRシグナル伝達関連タンパク質はGEM画分あるいは隣接した画分に濃縮されていることが分かった。B3gnt-/-B細胞はBCR刺激時の細胞内リン酸化シグナルの誘導に対して野生型B細胞よりも感受性であった。以上より,ラクト系/ネオラクト系糖脂質は,GEMおよびテザー特異的タンパク質のクラスター形成において重要であることが示唆された。
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分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
白血球,リンパ球  ,  生物学的機能 

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