特許
J-GLOBAL ID:201003033184887799

窒素酸化物濃度検出装置、及びガスセンサ素子の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 名古屋国際特許業務法人
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2008-298586
公開番号(公開出願番号):特開2010-122187
出願日: 2008年11月21日
公開日(公表日): 2010年06月03日
要約:
【課題】NOxの分解量に応じて検出される一方で酸素濃度依存性を有する電流Ip2を、排ガス中の酸素濃度に応じた電流Ip1で補正するガス濃度検出装置1において、電流Ip1が温度依存性を有することによるNOx濃度の検出誤差(補正誤差)を低減する。【解決手段】第1多孔質部151の拡散抵抗をD1、第1多孔質部151を介して排ガスが導入される第1測定室150の拡散抵抗をD2とした場合、0.5<D1/(D1+D2)≦0.9を満たすように構成し、かつ、第1多孔質部151を、気孔径が10〜4000nmの範囲に含まれるように構成することにより、第1多孔質部151において、温度が変動することによって排ガスの流入量が変動することを極力防止する。これにより、第1多孔質部151の温度が変動しても排ガスの流入量が安定し(温度依存性が小さくなり)、電流Ip1による電流Ip2の補正誤差を低減できる。【選択図】図2
請求項(抜粋):
第1多孔質部を介して測定対象ガスが導入される第1測定室と、 第1固体電解質体及び該第1固体電解質体上に形成された一対の第1電極を有し、その一対の第1電極の一方の電極が前記第1測定室内に配置され、前記第1測定室に導入された前記測定対象ガスに対する酸素の汲み出しまたは汲み入れを行う第1ポンプセルと、 前記第1測定室において酸素の汲み出しまたは汲み入れが行われた前記測定対象ガスが第2多孔質部を介して導入される第2測定室と、 第2固体電解質体及び該第2固体電解質体上に形成された一対の第2電極を有し、その一対の第2電極のうち一方の電極が前記第2測定室内に配置されて、その第2測定室における窒素酸化物濃度に応じた電流が流れる第2ポンプセルと、 一対の第3電極を有し、その一対の第3電極の一方の電極が第1測定室内及び/又は第2測定室内で、且つ前記測定対象ガスが流れる流路における前記第1電極と前記第2電極との間に配置され、前記第1測定室内及び/又は第2測定室内の酸素濃度に応じて前記第3電極に電圧を発生する酸素濃度検知セルと、 前記第1ポンプセルに基づいて得られる酸素濃度に応じて、前記第2ポンプセルに流れる電流に基づいて得られる窒素酸化物濃度を補正する補正手段と、 を備えた窒素酸化物濃度検出装置において、 前記第1多孔質部の拡散抵抗をD1、前記第1測定室における拡散抵抗をD2とした場合、0.5<D1/(D1+D2)≦0.9を満たすように構成され、 かつ、前記第1多孔質部は、気孔径が10〜4000nmの範囲に含まれるように構成されている ことを特徴とする窒素酸化物濃度検出装置。
IPC (3件):
G01N 27/416 ,  G01N 27/419 ,  G01N 27/26
FI (3件):
G01N27/46 331 ,  G01N27/46 327C ,  G01N27/26 371A
引用特許:
出願人引用 (3件) 審査官引用 (3件)

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