特許
J-GLOBAL ID:201003034469699208

高強度薄鋼板のレーザ重ね溶接継手及びその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (4件): 志賀 正武 ,  高橋 詔男 ,  棚井 澄雄 ,  増井 裕士
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2009-119723
公開番号(公開出願番号):特開2010-158717
出願日: 2009年05月18日
公開日(公表日): 2010年07月22日
要約:
【課題】高強度薄鋼板の重ね継手をレーザ溶接により作製する場合に、小入熱の細いビードでも溶接金属での破断を防止し、安定した強度が得られる、高強度薄鋼板のレーザ重ね溶接継手およびその製造方法を提供する。【解決手段】引張強さが440MPa級以上の高強度薄鋼板1、2をレーザ溶接してなるレーザ重ね溶接継手であって、被溶接部材1、2の幅(Ws)に対するレーザ溶接部4の溶接長さ(Lb)の比率(Lb/Ws)が0.6以上であり、レーザ溶接部4の溶接幅)の板厚に対する比率が0.8以上2以下であり、レーザ溶接部4の始端部の隣接領域および終端部の隣接領域の両方に、レーザ溶接部4の長手方向と直交する方向に沿う開口長さがレーザ溶接部4を中心に溶接幅の8割以上の長さを有する板厚貫通開口部9が設けられている高強度薄鋼板のレーザ重ね溶接継手を採用する。【選択図】図9
請求項(抜粋):
引張強さが440MPa級以上の高強度薄鋼板をレーザ溶接してなるレーザ重ね溶接継手であって、 被溶接部材の幅(Ws)に対するレーザ溶接部の溶接長さ(Lb)の比率(Lb/Ws)が0.6以上であり、 前記レーザ溶接部の溶接幅(Wb)の板厚(t)に対する比率(Wb/t)が0.8以上2以下であり、 前記レーザ溶接部の始端部の隣接領域および終端部の隣接領域の両方に、前記レーザ溶接部の長手方向と直交する方向に沿う開口長さが前記レーザ溶接部を中心に溶接幅の8割以上の長さを有する板厚貫通開口部が設けられていることを特徴とする高強度薄鋼板のレーザ重ね溶接継手。 ただし、前記溶接幅(Wb)は、高強度薄鋼板の重ね合わせ面における溶接幅であり、前記隣接領域は、一辺とこの一辺に直交する他辺とによって囲まれた平面視長方形の領域であって、前記一辺は、前記レーザ溶接部の長手方向に沿って、前記レーザ溶接部のR止まりから前記レーザ溶接部の最端部よりも板厚(t)分だけはみ出た位置に至るまで延在するものであり、前記他辺は、前記レーザ溶接部の長手方向と直交する方向に沿って、前記レーザ溶接部を中心に前記溶接幅の8割の長さとするものである。
IPC (1件):
B23K 26/20
FI (2件):
B23K26/20 310G ,  B23K26/20 310W
Fターム (5件):
4E068AJ01 ,  4E068BA03 ,  4E068BF02 ,  4E068CA17 ,  4E068DB01
引用特許:
審査官引用 (4件)
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