特許
J-GLOBAL ID:201003092911606931

心筋毒性検査装置、心筋毒性検査チップおよび心筋毒性検査方法。

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (4件): 小林 浩 ,  片山 英二 ,  藤田 尚 ,  鈴木 康仁
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2008-311341
公開番号(公開出願番号):特開2010-130966
出願日: 2008年12月05日
公開日(公表日): 2010年06月17日
要約:
【課題】心筋毒性を従来in vivoで行っているものを、等価的にin vitroで行うことを可能とする心筋毒性検査装置および方法を提供する。【解決手段】透明基板1上に拍動ペースメーカー細胞集団10Gを配置し、続いて心筋拍動細胞を適当に離して配置する。これらの間に適当な数の線維芽細胞を配置・結合させて細胞ネットワークを構成する。この細胞ネットワークは光学的に観察可能とされる。ネットワークを構成する細胞には薬物が作用するように薬物を含む液体の流れに曝す。ネットワークの心筋拍動細胞の一つから終段の心筋拍動細胞への拍動の伝播の通常の遅れと薬物の作用時の拍動の伝播の遅れの差異を電極から得られる電気信号で捕らえてNa+イオン阻害を評価する。ネットワークの心筋拍動細胞の一つの拍動を光学的に捕らえて体積変化を検出することから薬物の作用時の収縮速度を検出して心拍出量を評価する。【選択図】図1
請求項(抜粋):
透明基板、 該透明基板上に配置した複数個の細胞よりなる安定した拍動を行う心筋細胞よりなる細胞集団、 該細胞集団の1細胞と連携して前記細胞集団の拍動を伝える複数個の直列配列された心筋細胞と線維芽細胞よりなる細胞連絡チャネル、 前記透明基板上に形成され、前記細胞集団および前記細胞連絡チャネルの周辺に細胞培養液を満たすための壁、 前記細胞培養液を前記壁で囲われた領域内に供給し、および、排出する培養液供給、排出手段、 前記細胞に作用する薬剤を前記細胞培養液に加える手段、 前記透明基板上に設けられ、前記細胞集団の一つの細胞を載置している微小電極、 前記透明基板上に設けられ、前記細胞連絡チャネルの細胞のいくつかをそれぞれ載置している分離された複数の微小電極、 前記壁で囲われた領域内に設けられた比較電極、 前記微小電極のそれぞれに接続された引き出し線と前記比較電極に接続された引き出し線とを用いて前記微小電極に載置されている細胞電位を計測し記録する手段、および 前記透明基板上に配置した一つの細胞の状態を光学的に計測する手段、 を有することを特徴とする心筋毒性検査装置。
IPC (5件):
C12M 1/34 ,  G01N 21/27 ,  G01N 27/416 ,  G01N 33/48 ,  C12Q 1/02
FI (5件):
C12M1/34 A ,  G01N21/27 A ,  G01N27/46 341M ,  G01N33/48 R ,  C12Q1/02
Fターム (42件):
2G045AA24 ,  2G045AA40 ,  2G045BA14 ,  2G045BB20 ,  2G045BB22 ,  2G045CB01 ,  2G045FA16 ,  2G045FA34 ,  2G045GC18 ,  2G045HA16 ,  2G045JA07 ,  2G059AA05 ,  2G059BB12 ,  2G059BB14 ,  2G059CC16 ,  2G059DD01 ,  2G059DD13 ,  2G059EE01 ,  2G059FF03 ,  2G059HH02 ,  2G059JJ02 ,  2G059JJ07 ,  2G059JJ11 ,  2G059KK04 ,  4B029AA07 ,  4B029BB11 ,  4B029CC04 ,  4B029CC08 ,  4B029FA12 ,  4B029GA08 ,  4B029GB02 ,  4B029GB06 ,  4B029GB10 ,  4B063QQ08 ,  4B063QQ61 ,  4B063QQ91 ,  4B063QR77 ,  4B063QS28 ,  4B063QS36 ,  4B063QS39 ,  4B063QX01 ,  4B063QX04
引用特許:
出願人引用 (3件) 審査官引用 (3件)
引用文献:
前のページに戻る