特許
J-GLOBAL ID:201003095783954254
NC旋盤の制御方法及び制御装置
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
村上 智司
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2008-205558
公開番号(公開出願番号):特開2010-039995
出願日: 2008年08月08日
公開日(公表日): 2010年02月18日
要約:
【課題】簡単且つ効率的に工具及びワークを相対的に早送り移動させることができるNC旋盤の制御装置などを提供する。【解決手段】NC旋盤の制御装置1は、プログラム解析部12によって抽出された動作指令を基に駆動制御信号を生成して送り機構部25を制御する駆動制御部14、抽出された動作指令を基に早送り動作指令が連続していると判断すると、早送り動作指令に基づいた直線経路に沿う一定幅の領域であって工具及びワークが相対移動可能な領域を認識してこの領域の隅部を特定し、特定した隅部を第1点として設定するとともに、前記早送り動作指令に基づいた各直線経路上に一点ずつ点を設定してこれら3点を通る曲線を設定した後、連続する早送り動作指令に基づき駆動制御部14で生成され送り機構部25に送信される駆動制御信号を、前記設定した曲線に沿って工具が移動するような駆動制御信号に修正する工具経路変更処理部15を備える。【選択図】図1
請求項(抜粋):
工具及びワークを2次元平面内で相対移動させる送り機構部を備えたNC旋盤の前記送り機構部をNCプログラムに基づいて制御する方法であって、
前記NCプログラムをブロック毎に順次解析して前記送り機構部に関する動作指令を抽出するプログラム解析処理と、
前記抽出された動作指令を基に駆動制御信号を生成し、生成した駆動制御信号を前記送り機構部に送信してその作動を制御する駆動制御処理と、
前記抽出された動作指令であって前記駆動制御処理で実行されるブロックよりも1ブロック以上進んだブロックの動作指令を基に、直線移動に係る早送りの動作指令が連続しているか否かを確認して、連続している場合には、これらの早送り動作指令に基づいた本来の工具移動経路たる直線経路よりも前記ワーク側に接近した経路に沿って前記工具が移動するように前記駆動制御信号を修正する経路変更処理とを行うように構成されたNC旋盤の制御方法において、
前記NCプログラムを、直線移動に係る早送り動作指令については、前記直線経路が含まれ且つ前記直線経路に沿う一定幅の領域であって前記工具及びワークが相対移動可能な領域を設定するのに必要な幅に関するデータを含むように構成し、
前記経路変更処理では、早送り動作指令が連続していると判断すると、まず、これらの早送り動作指令に含まれる、前記幅に関するデータを認識し、前記直線経路に沿った一定幅の領域であり且つ前記工具及びワークが相対移動可能な領域を設定してこの領域の隅部を特定し、特定した隅部を第1点として設定するとともに、前記直線経路の角部を終点とする直線経路上に第2点を、前記直線経路の角部を始点とする直線経路上に第3点をそれぞれ設定してこれら第1点,第2点及び第3点を通る曲線を設定した後、前記駆動制御部で前記連続する早送り動作指令に基づき生成され前記送り機構部に送信される駆動制御信号を、前記直線経路の角部を終点とする早送り動作指令の始点から前記第2点までの直線、前記設定した曲線、前記第3点から前記直線経路の角部を始点とする早送り動作指令の終点までの直線に沿って前記工具及びワークが移動するような駆動制御信号に修正するようにしたことを特徴とするNC旋盤の制御方法。
IPC (2件):
FI (3件):
G05B19/4155 M
, B23B1/00 N
, G05B19/4155 Z
Fターム (14件):
3C045AA10
, 3C269AB02
, 3C269BB05
, 3C269BB08
, 3C269EF25
, 3C269EF59
, 3C269EF69
, 3C269MN07
, 3C269MN08
, 3C269MN12
, 3C269MN15
, 3C269MN41
, 3C269RB04
, 3C269RB11
引用特許: