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J-GLOBAL ID：201102207286282621   整理番号：11A0804849

屈斜路カルデラ周辺におけるMT法による比抵抗探査

Magnetotelluric Investigation around the Kutcharo Caldera Region

著者 (9件)： 本多亮 (北大 大学院理学研究院) ,  山谷祐介 (北大 大学院理学研究院 地震火山研究観測セ) ,  市原寛 (海洋研究開発機構) ,  長谷英彰 (東大 地震研) ,  茂木透 (北大 大学院理学研究院 地震火山研究観測セ) ,  山下晴之 (北大 大学院理学研究院 地震火山研究観測セ) ,  大山倫敦 (北大 大学院理学研究院 地震火山研究観測セ) ,  上嶋誠 (東大 地震研) ,  中川光弘 (北大 大学院理学研究院)
資料名： 北海道大学地球物理学研究報告  (Geophysical Bulletin of Hokkaido University)
号： 74  ページ： 45-55  発行年： 2011年03月19日 
JST資料番号： F0069A  ISSN： 0439-3503  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 屈斜路カルデラを取り囲むエリアでMT法による電磁気探査を行った。得られたデータを周波数別に分析し,インダクションベクトルとフェイズテンソルの分布を得た。これから,ベクトル及びテンソル長軸の卓越方位が,屈斜路湖の南部では北東-南西に沿う火山列の方向と直行し,屈斜路湖から北部で偏向することが分かった。そこで,直行方向に切った断面図上で比抵抗値の2次元インバージョン解析を行った。その結果,屈斜路カルデラ内アトサヌプリ直下に1Ωm以下という非常に低い抵抗値分布のあることが判明した。これは,直下のマグマ上昇によるものと考えられるが,この値になるためには,メルト率100%として800°Cの高温状態が必要である。

シソーラス用語： *カルデラ ,  *マグネトテルリック法探査 ,  火山列 ,  メルト ,  *電気抵抗率 ,  北海道 ,  トモグラフィー ,  構造
準シソーラス用語： マグマ上昇 ,  屈斜路 ,  比抵抗トモグラフィー ,  比抵抗構造

分類 (1件)： 地球熱学,火山物理学  (DC03070D)

タイトルに関連する用語 (5件)： カルデラ ,  周辺 ,  MT法 ,  比抵抗 ,  探査