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J-GLOBAL ID:201102219686759778   整理番号:11A1074468

放射光と組み合わせて走査トンネル顕微鏡を用いたX線誘起原子運動の直接観察

Direct Observation of X-ray Induced Atomic Motion Using Scanning Tunneling Microscope Combined with Synchrotron Radiation
著者 (16件):
資料名:
巻: 11  号:ページ: 2873-2881  発行年: 2011年04月 
JST資料番号: W1351A  ISSN: 1533-4880  CODEN: JNNOAR  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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超高真空下で放射光(SR)に基づく走査トンネル顕微鏡(STM)システムを用いて,室温でGe(111)-c(2×8)清浄表面上のX線誘起原子運動を原子分解能で観察した。新しく試みたSTM画像化により原子運動を追跡画像として可視化した。追跡画像を用いて,原子移動度が表面の欠陥により強く影響されるが,入射X線エネルギーに依存せず,あきらかに格子密度に依存することを見出した。したがって,原子運動の起源は脱離ではなく,拡散である。拡散はX線照射による熱的効果に支配される。超高真空においても従来の障壁より低い光子密度で結晶表面を破壊することができた。これらの結果は近い将来において測定中の試料損傷についてX線研究に警告することができるが,一方では新しい応用の可能性を示唆している。得られた結果は,その場SR-STMシステムの新しい可能性を示した。
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分類 (1件):
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固体中の拡散一般 
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