抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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地球環境に関連するエネルギー問題の対策の一つとして熱電材料による廃熱の回収があるが,この技術の推進には熱電材料の資源問題が存在する。この課題に対して,多ホウ化物の適用が提案されている。本研究においては,その中のMgAlB
14に着目し,製造方法が熱電特性にどのような影響を与えるかを調べた。製造方法としてSPSと雰囲気焼結法の二つを選択し,いずれの方法においても加熱温度を1200および1500°Cとし,昇温速度および保持時間を前者では50°C/分および1.8ks,後者では10°C/分および3.6ksとした。雰囲気はArとした。得た焼結体について,相組成分析および熱電特性(電気伝導率およびSeebeck係数)評価を実施した。これらの実験から,雰囲気焼結法を用いた製造でもMgAlB
14相を多く含む試料の作製が可能であり,そのSeebeck係数はSPSのものと同等以上であることを見出した。