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J-GLOBAL ID:201102231551199314   整理番号:11A1730509

移植したヒト人工多能性幹細胞由来のニューロスフェアはマウスにおいて脊髄損傷の運動機能回復を促進する

Grafted human-induced pluripotent stem-cell-derived neurospheres promote motor functional recovery after spinal cord injury in mice
著者 (15件):
資料名:
巻: 108  号: 40  ページ: 16825-16830  発行年: 2011年10月04日 
JST資料番号: D0387A  ISSN: 0027-8424  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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移植したヒト人工多能性幹細胞(hiPSC)由来のニューロスフェア(NS)の脊髄損傷に対する治療可能性を,NOD/SCIDマウスを用いて調べた。hiPSCとしてリプログラミング因子のOct3/4,Sox2,Klf4およびc-Mycを発現したクローンを用いた。マウスに移植されたこのhiPSC-NSは,脊髄損傷内に移動し,主要な神経系譜であるニューロン,アストロサイトおよびオリゴデンドロサイトに分化した。また,hiPSC-NS由来のニューロンと宿主マウス由来ニューロンの間のシナプス形成,神経栄養因子の発現,血管新生,軸索再伸長,およびミエリン量の増加も観察された。hiPSC-NSを移植したマウスでは,BMSスコア,ロータロッド試験,およびDigiGaitによる歩行解析システムで測定したいずれの運動機能ともコントロールと比べて優れていた。この運動機能の回復は観察期間の終わりまで継続していた。また,癌の形成は認められなかった。hiPSC-NSが神経幹細胞および前駆細胞を提供することで脊髄損傷による運動機能回復を促進することができ,hiPSC-NSの移植が脊髄損傷の治療に有効であると結論付けた。
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分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
神経の基礎医学  ,  基礎治療学 

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