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J-GLOBAL ID：201102256693870156   整理番号：11A1266451

果実加工 西条柿の機能性と産業への応用

著者 (1件)： 板村裕之 (島根大 生物資源科学)
資料名： 食品工業  (Food Industry)
巻： 54  号： 16  ページ： 57-65  発行年： 2011年07月30日 
JST資料番号： G0204A  ISSN： 0559-8990  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 平成20年度の全国干し柿出荷量6878.7tのうち,西条柿は201.5tを占めた。甘柿は成熟とともに渋味物質のタンニンが不溶化して渋くなくなるが,西条柿のような渋柿は生食するには脱渋操作が必要である。渋柿ではカキタンニンは可溶性で3g程度存在し極めて渋い。脱渋されると可溶性タンニンが縮重合で高分子化し,不溶性タンニンとなる。柿渋は古くから清酒の白濁原因である蛋白沈殿除去,漁網や傘の補強などに使われてきたが,最近では船体のさび防止,携帯電話基盤からの金回収,香味改良,パン生地にピューレを練りこんでテクスチャー改良,抗ノロウイルス作用,がん細胞活性抑制,水虫防止と消臭,悪酔い防止,などの用途が注目されている。

シソーラス用語： *食品加工 ,  *果物 ,  *カキ ,  渋味 ,  タンニン ,  耐食性 ,  携帯電話 ,  用途開発 ,  食品成分
準シソーラス用語： みずむし ,  *果実【食品】 ,  柿渋 ,  機能性 ,  錆防止性 ,  *渋柿 ,  *西条柿 ,  脱渋

分類 (2件)： 食品工業一般  (FJ02010F) ,  果実とその加工品  (FJ11030Z)

タイトルに関連する用語 (6件)： 果実 ,  西条 ,  柿 ,  機能性 ,  産業 ,  応用