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J-GLOBAL ID:201102269727469744   整理番号:11A1116580

ペルオキシゾーム増殖剤活性化受容体-α (PPARα)の活性化は腸細胞での脂肪酸酸化を介し,食後脂質血症を抑制する

Activation of peroxisome proliferator-activated receptor-α (PPARα) suppresses postprandial lipidemia through fatty acid oxidation in enterocytes
著者 (10件):
資料名:
巻: 410  号:ページ: 1-6  発行年: 2011年06月24日 
JST資料番号: B0118A  ISSN: 0006-291X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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肝臓および骨格筋のような末梢組織で脂質代謝を調節する,ペルオキシゾーム増殖剤活性化受容体(PPAR)-αの活性化は,循環脂質量を低下し,空腹時の高脂血症を改善する。空腹時高脂血症は,心血管疾患の重要なリスクと考えられているが,最近,食後血清脂質量が,空腹時の量より心血管疾患と密に関係することが見出されている。しかしながら,食後脂質血症に与えるPPARα活性化の影響は,明らかにされていない。この研究では,脂質分泌および食後脂質血症に与える,腸細胞でのPPARα活性化の影響を検討した。Caco-2腸細胞で,強力なPPARαアゴニストは,アシル-CoAオキシダーゼ,カルニチンパルミトイルトランスフェラーゼとアシル-CoAシンターゼのような脂肪酸酸化と関係した遺伝子のmRNA発現量および酸素消費速度(OCR)を増加し,基底外側へのトリグリセリドとアポリポ蛋白質Bの両方の分泌量を低下した。In vivo実験は,ベザフィブラートを含む高脂肪食の摂取が,腸細胞で脂肪酸酸化と関係した遺伝子のmRNA発現量およびCO2と酸可溶性代謝物の生産を増加することを明らかにした。更に,ベザフィブラート処理は,マウスにオリーブオイルを経口投与後に食後脂質血症を抑制した。これら所見は,PPARα活性化が,腸細胞での脂肪酸酸化の増強を介し,食後脂質血症を抑制することを示し,PPARα活性により調節される腸脂質代謝が,食後の循環脂質量低下に対するPPARαアゴニストの新しい標的であることを示唆する。Copyright 2011 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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細胞生理一般  ,  代謝一般 
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