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J-GLOBAL ID：201102270849087697   整理番号：11A1869571

人口減少が進む水道事業体における持続的移行を考慮した配水管の更新

WATER SUPPLY PIPE REPLACEMENT CONSIDERING SUSTAINABLE TRANSITION TO POPULATION DECREASED SOCIETY

著者 (4件)： 細井由彦 (鳥取大 大学院) ,  岩崎翔志 (三菱電機コントロールソフトウェア) ,  AKLOG Dagnachew (鳥取大 国際交流セ) ,  増田貴則 (鳥取大 大学院)
資料名： 環境システム研究論文集  (土木学会論文集 G(環境))
巻： 39  ページ： II.105-II.112  発行年： 2011年10月22日 
JST資料番号： Y0732B  ISSN： 1345-9597  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 日本は人口が平成18年から減少傾向に転じ,平成42年は平成17年の90%に相当する1億1522万人に低減した。特に地方は低減傾向が顕著で,青森や秋田,島根,山口の各県は平成42年の人口が平成17年の80%を下回った。人口低減が進行する地方自治体の水道配水管更新問題に注目し,給水と更新事業の持続可能性を保証する配水管の更新計画を検討した。配水管が破損した際の被害額や更新期間を50年と想定した更新予算を考慮し,遺伝的アルゴリズムを利用して最適更新計画を評価した。人口減少に配慮しつつ更新事業を推進するには更新管の口径を小さくし,予算内で更新管路を延長すると有効で,完成後は管内の滞留時間が短く水の到達時間が改善した。

シソーラス用語： *水道業 ,  公共事業 ,  配水管 ,  *設備更新 ,  取替問題 ,  最適化手法 ,  遺伝的アルゴリズム ,  *過疎化 ,  地方自治体 ,  経済計算 ,  投資計画 ,  寿命予測 ,  材料被害 ,  滞留時間 ,  上水道 ,  性質 ,  持続可能性 ,  進化的計算 ,  計画 ,  ライフライン
準シソーラス用語： *人口減少

分類 (3件)： 上水道工学・用水処理一般  (SC02010X) ,  研究開発  (SA01040R) ,  都市問題,都市防災  (RD01030O)

引用文献 (10件)：

• 1) 小棚木修・小泉明・渡辺晴彦:水道管路の更新順序と投資水準の適正化に関する研究,環境システム研究論文集,31巻,pp.169-177,2003.
• 2) 小棚木修・小泉明・稲員とよの.古川唯一・渡辺晴彦:GAによる最適管路更新モデルを用いた投資水準の感度分析に関する研究,環境工学研究論文集,42巻,pp.193 200,2005.
• 3) 小泉明・稲員とよの・吉井恭一郎:ハイブリッドGAを用いた最適配水管網設定方法の提案,第56回全国水道研究発表会講演集,pp.420-421,2005
• 4) 森正幸・稲員とよの・小泉明・渡辺晴彦・沼田篤男:モンテカルロ法を用いた水道管路更新計画の評価,環境システム研究論文集,37巻,pp1-8,2009.
• 5) 森正幸・稲員とよの・小泉明・渡辺晴彦・沼田篤男:水道管路の超長期的な更新投資の経済性評価に関する研究,水道協会雑誌,79巻,7号,pp2-12,2010.

タイトルに関連する用語 (5件)： 人口減少 ,  水道事業体 ,  移行 ,  配水管 ,  更新