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J-GLOBAL ID：201102276420534863   整理番号：11A0784681

サツマイモ飯とサツマイモ粥の年代別摂取状況の地域性とその背景

Survey of the Intake of Cooked Rice and Rice Gruel with Sweet Potatoes in the Three Ages

著者 (2件)： 露久保美夏 (お茶の水女大 大学院人間文化創成科学研究科) ,  石井克枝 (千葉大 教育)
資料名： 日本調理科学会誌  (Journal of Cookery Science of Japan)
巻： 44  号： 2  ページ： 174-179  発行年： 2011年04月05日 
JST資料番号： Y0637A  ISSN： 1341-1535  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： サツマイモは昔から主食代替として,単品あるいは米と混炊してサツマイモ飯(以下,イモ飯)やサツマイモ粥(以下,イモ粥)として食されてきた。本研究ではイモ飯とイモ粥を食文化的視点から捉え,大正,昭和,平成の各年代における摂取状況を調査し,各年代や各地域の摂取状況の変容や特徴等について検討した。その結果,大正7年頃はイモ飯,イモ粥共に西日本での摂取が多く,昭和10年頃になると,イモ飯の摂取地域が大正期よりも北上して広がった一方,イモ粥の摂取地域は変わらず西日本に多いままであった。平成13年頃では,イモ飯が全国的に摂取されるようになったが,イモ粥は変わらず西日本での摂取に偏っていることがわかった。これらの理由として,イモ飯は,サツマイモの普及と利用の広まりと共にその摂取も広範囲に渡るようになったことが考えられた。その一方で,イモ粥は,粥食の習慣や人々が持つ粥に対する印象等が密接に関係していることが示唆された。(著者抄録)

シソーラス用語： *料理 ,  *粥 ,  食事 ,  食習慣 ,  摂食 ,  地域差 ,  日本 ,  西日本 ,  歴史 ,  文化 ,  *サツマイモ ,  時期 ,  食物史 ,  食文化 ,  動物行動
準シソーラス用語： *サツマイモ粥 ,  *サツマイモ飯 ,  昭和時代 ,  大正時代 ,  平成時代

分類 (1件)： 野菜とその加工品  (FJ11020O)

引用文献 (25件)：

• 坂井健吉. サツマイモの食べ方. 食の科学. 2002, 291, 4-11
• 内林政夫. コロンブス以前からポリネシアにあったサツマイモ-概観. 薬学雑誌. 2006, 126, 1341-1349
• 農山漁村文化協会. 地域資源活用 食品加工総覧. 1999, 9, 315-372
• 芳賀登. 米・麦・雑穀・豆. 1998
• 神埼宣武. シリーズ食文化の発見-世界編. 1981, 1

タイトルに関連する用語 (7件)： サツマイモ ,  粥 ,  年代 ,  摂取 ,  状況 ,  地域 ,  背景