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J-GLOBAL ID:201102278898559554   整理番号:11A1039880

フェノール系汚染物質浄化に有用と考えられるPortulaca oleracea cv.の根で発現されたペルオキシダーゼの分子クローン化および部分的特性化

Molecular Cloning and Partial Characterization of a Peroxidase Gene Expressed in the Roots of Portulaca oleracea cv., One Potentially Useful in the Remediation of Phenolic Pollutants
著者 (14件):
資料名:
巻: 75  号:ページ: 882-890 (J-STAGE)  発行年: 2011年 
JST資料番号: G0021A  ISSN: 0916-8451  CODEN: BBBIEJ  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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Portulaca(Portulaca oleracea cv.)は,水耕液から,フェノール系汚染物質を効果的に除去する。植物の根では,ペルオキシダーゼ(PRX)は過酸化水素(H2O2)の還元を伴って,細胞壁の多糖類あるいは蛋白質に架橋結合することによって,フェノール系汚染物質の除去にかかわると考えられる。本研究で著者らは,Portulacaの根は,H2O2に対して比較的親和性の高い酸性PRXアイソザイムを分泌することを見出した。著者らはPRXの5種類の遺伝子を単離し,タバコ培養細胞で生成した組み換えPRX蛋白質の部分的な特性化を行った。これらの遺伝子の中で,PoPRX2は,酸性PRXアイソザイムをエンコードしているようであった。PoPRX2は,他のPRX蛋白質については報告されていない,余分なN末端領域を持っていた。著者らは,PoPRX2は,ビスフェノールA,オクチルフェノール,ノニルフェノール,および17β-エストラジオールを含む,フェノール系汚染物質を酸化することを見出した。さらに著者らは,PoPRX2のCys261残基は,H2O2に対する親和性およびH2O2への安定性の決定に,重要な役割を果たしていることを見出した。(翻訳著者抄録)
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分類 (3件):
分類
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酵素生理  ,  汚染原因物質一般  ,  下水,廃水の生物学的処理 
引用文献 (29件):
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