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J-GLOBAL ID：201102299229034540   整理番号：11A1445291

緊急情報伝達のユニバーサルデザイン

著者 (2件)： 米村俊一 (NTT サイバーソリューション研) ,  鎌田一雄 (宇都宮大 大学院工学研究科)
資料名： 日本信頼性学会誌  (REAJ誌)
巻： 33  号： 5  ページ： 242-248  発行年： 2011年08月01日 
JST資料番号： L2778A  ISSN： 0919-2697  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本稿では,緊急情報伝達のレイヤモデルを提案すると共に,緊急情報のアクセシビリティを考える上で不可欠な意味レベルの伝達経路について議論する。意味レベルの伝達経路について議論する例題として,ろう者(手話を母語とし,日常生活で手話を用いる聴覚障害者)への緊急情報サービスを想定し,コンテンツの提示書式によって意味レベルのメッセージ伝達特性が異なることを実験的に検証した。具体的には,日本手話(Japanese Sign Language/JSL)と日本語テキスト(Japanese Text/JT)とを同時に表示する二言語提示において,自然言語のままの長い文(長文),および,文を断片化して箇条書きにした短い文(短文)をろう者に提示し,その読み取り特性を視線計測によって評価した。また,緊急情報提示サービスにおける2つの提示方法に対する受容性について,ろう者に対する質問紙調査を行った。(著者抄録)

シソーラス用語： *緊急対策 ,  情報配布 ,  *情報流通 ,  設計 ,  *アクセシビリティ ,  *手話 ,  自然災害 ,  避難 ,  *人間行動 ,  情報サービス ,  聴覚障害 ,  視線 ,  ヒューマンインタフェイス ,  ユニバーサルデザイン

分類 (2件)： 人間機械系  (IB03000G) ,  災害・防災一般  (RA02010Q)

引用文献 (7件)：

• 米村俊一. 携帯端末を用いた避難行動のストラテジー生成支援法に関する検討. 日本災害情報学会第11回研究発表大会予稿集, 2009. 10. 2009, 145-148
• 鎌田一雄. ろう者を対象とした手話緊急通報の機能モデル. 電子情報通信学会技術研究報告. SITE, 技術と社会・倫理. 2009, 109, 114, 57-64
• 鎌田一雄. 手話緊急通報の作成に関する基礎検討. 日本聴覚言語障害学会誌. 2007, 36, 2, 57-68
• 米村俊一. リスト手話提示によるろう者への緊急通報の伝達. 電子情報通信学会論文誌, D. 2010, J93-D, 6, 988-998
• 鎌田一雄. ろう者の手話・日本語二言語緊急通報読み取り特性. 画像電子学会論文誌. 2011, 40, 1, 225-235

タイトルに関連する用語 (2件)： 情報伝達 ,  ユニバーサルデザイン