特許
J-GLOBAL ID:201103004506875489

シングル・モード光ファイバにおける曲げに対する敏感性および破局的な曲げ損失の低減ならびにその作製方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (6件): 岡部 讓 ,  岡部 正夫 ,  加藤 伸晃 ,  朝日 伸光 ,  三山 勝巳 ,  ▲濱▼口 岳久
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2011-511795
公開番号(公開出願番号):特表2011-523721
出願日: 2009年05月28日
公開日(公表日): 2011年08月18日
要約:
曲げ損失に比較的不感性であり、破局的な曲げ損失の問題を軽減する光ファイバが、基本横モードでの光の伝搬をサポートし導波するように構成されたコア領域とクラッド領域とを備える。このクラッド領域は、(i)外側クラッド領域と、(ii)環状の台座(またはリング)領域と、(iii)環状の内側トレンチ領域と、(iv)環状の外側トレンチ領域とを含む。この台座領域および外側クラッド領域はそれぞれ、外側クラッド領域の屈折率に比較的近い屈折率を有する。HOMを抑制するために、台座領域は、コア領域の少なくとも1つの(望ましくない)(基本モード以外の)横モードを台座領域の少なくとも1つの横モードに共振的に結合するように構成される。好ましい一実施形態では、ファイバは、その曲げ損失が、約1550nmの信号波長において5mmの曲げ半径では約0.1dB/turn以下、10mmの曲げ半径では約0.02dB/turn以下であるように構成される。さらに、一実施形態では、コア領域はまた、内側コア領域と、この内側コア領域を囲む環状の外側コア(またはシェルフ)領域を含む。この外側コア領域は、ファイバ軸から径方向に9μm未満の距離で延びる。別の実施形態では、内側トレンチ領域は、環状の内側部分と、前記内側部分を囲む環状の外側(または階段)部分とを含む。階段部分の屈折率は内側部分の屈折率より大きい。好ましい一実施形態では、コア領域および内側トレンチ領域の前述の特徴は両方ともファイバに組み込まれている。このようなファイバを作製するための、複数のチューブ製作技術についても説明する。
請求項(抜粋):
光ファイバであって、 長手方向軸を有するコア領域を備え、 前記コア領域は、内側コア領域と、前記内側コア領域を囲む環状外側コア領域とを含み、前記外側コア領域の屈折率が前記内側コア領域の屈折率より低く、前記外側コア領域の厚さが前記内側コア領域の直径より薄く、前記外側コア領域が前記軸から径方向に5μm超9μm未満の距離で延び、さらに、 前記コア領域を囲むクラッド領域を備え、前記コア領域および前記クラッド領域が前記コア領域における基本横モードの信号光の伝搬を前記軸の方向にサポートし導波するように構成され、 前記クラッド領域は、 前記コア領域の屈折率より低い屈折率を有する外側クラッド領域と、 前記外側クラッド領域の屈折率にほぼ等しい屈折率を有する台座領域と、 前記コア領域と前記台座領域の間に配され、環状の内側部分と、前記内側部分を囲む環状の外側部分を含み、前記外側部分の屈折率は前記内側部分の屈折率より大きい、環状の内側トレンチ領域と、 前記台座領域と前記外側クラッド領域の間に配され、前記台座領域が前記内側トレンチ領域および外側トレンチ領域の屈折率より大きい屈折率を有する環状の外側トレンチ領域とを含み、 前記台座領域が前記コア領域の前記基本モード以外の少なくとも1つの横モードを前記台座領域の少なくとも1つの横モードに共振的に結合するように構成され、 約1550nmの信号波長において、関連する曲げ損失が5mmの曲げ半径では約0.1dB/turn以下、10mmの曲げ半径では約0.02dB/turn以下であるように構成された、光ファイバ。
IPC (3件):
G02B 6/036 ,  C03B 37/018 ,  C03B 37/012
FI (3件):
G02B6/22 ,  C03B37/018 B ,  C03B37/012 A
Fターム (16件):
2H150AB04 ,  2H150AB05 ,  2H150AB07 ,  2H150AB10 ,  2H150AD05 ,  2H150AD12 ,  2H150AD17 ,  2H150AD18 ,  2H150AD22 ,  2H150AD32 ,  2H150AE23 ,  2H150AE28 ,  2H150AH22 ,  4G021BA02 ,  4G021EA02 ,  4G021EB26
引用特許:
審査官引用 (7件)
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