特許
J-GLOBAL ID:201103004682459122

油圧パワーステアリング装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 根本 進
公報種別:特許公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-116673
公開番号(公開出願番号):特開2001-301634
特許番号:特許第3894704号
出願日: 2000年04月18日
公開日(公表日): 2001年10月31日
請求項(抜粋):
【請求項1】操舵補助力発生用油圧アクチュエータと、そのアクチュエータに作用する油圧の制御弁とを有し、 その制御弁は、バルブハウジングと、このバルブハウジングに相対回転可能に挿入される筒状の第1バルブ部材と、この第1バルブ部材に操舵抵抗に応じて相対回転可能に挿入される第2バルブ部材とを有し、 その第1バルブ部材の外周に、複数の周溝が互いに軸方向の間隔をおいて並列するように形成され、 その第1バルブ部材の内周と第2バルブ部材の外周とに、複数の軸方向溝が互いに周方向の間隔をおいて形成され、 その第1バルブ部材の軸方向溝の軸方向に沿う縁と、第2バルブ部材の軸方向溝の軸方向に沿う縁との間が、両バルブ部材の相対回転角度に応じて開度が変化する複数の絞り部とされ、 各絞り部の開度変化に応じた操舵補助力を付与できるように、その制御弁を介して前記アクチュエータがポンプとタンクに接続され、 その周溝として、そのアクチュエータの右操舵補助力発生用油室に接続される右操舵用周溝と、そのアクチュエータの左操舵補助力発生用油室に接続される左操舵用周溝と、そのポンプに接続される圧油供給用周溝と、そのタンクに運転条件に応じて開度が変化する可変絞り部を介して接続される圧油排出用周溝とを有し、 その軸方向溝として、その右操舵用周溝に通じる右操舵用軸方向溝と、その左操舵用周溝に通じる左操舵用軸方向溝と、その圧油供給用周溝に通じる圧油供給用軸方向溝と、そのタンクに接続される第1圧油排出用軸方向溝と、その圧油排出用周溝に通じる第2圧油排出用軸方向溝とを有する油圧パワーステアリング装置において、 その右操舵用周溝と左操舵用周溝との間に、その圧油供給用周溝と圧油排出用周溝とが配置され、 互いに隣接する周溝相互の間と、前記右操舵用周溝よりも軸方向外方位置と、前記左操舵用周溝よりも軸方向外方位置とに、前記バルブハウジングと前記第1バルブ部材との間に介在する第1〜第5シールリングが配置され、 前記右操舵用周溝よりも軸方向外方位置の前記第1シールリングにより、前記第1バルブ部材の一端の軸方向外方位置において前記タンクに通じる油流路と前記右操舵用周溝との間がシールされ、 前記左操舵用周溝よりも軸方向外方位置の前記第5シールリングにより、前記第1バルブ部材の他端の軸方向外方位置において前記タンクに通じる油流路と前記左操舵用周溝との間がシールされ、 直進時は、前記圧油供給用周溝と前記圧油排出用周溝が高圧状態となると共に前記左右操舵用周溝が低圧状態となることで、前記右操舵用周溝と前記圧油排出用周溝との間の前記第2シールリングと、前記左操舵用周溝と前記圧油供給用周溝との間の前記第4シールリングが各シールリングにより隔てられる隣接領域間の油圧差を受けると共に、前記第1シールリング、前記圧油排出用周溝と前記圧油供給用周溝との間の前記第3シールリング、および前記第5シールリングが前記油圧差を受けることがないものとされ、 右操舵時は、前記圧油供給用周溝、前記右操舵用周溝、前記圧油排出用周溝が高圧状態となると共に前記左操舵用周溝が低圧状態となることで、前記第1、第4シールリングが前記油圧差を受けると共に前記第2、第3、第5シールリングが前記油圧差を受けることがないものとされ、 左操舵時は、前記圧油供給用周溝、前記左操舵用周溝、前記圧油排出用周溝が高圧状態となると共に前記右操舵用周溝が低圧状態となることで、前記第2、第5シールリングが前記油圧差を受けると共に前記第1、第3、第4シールリングが前記油圧差を受けることがないものとされていることを特徴とする油圧パワーステアリング装置。
IPC (1件):
B62D 5/083 ( 200 6.01)
FI (1件):
B62D 5/083
引用特許:
審査官引用 (8件)
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