特許
J-GLOBAL ID:201103016746656731

防水シート診断方法および診断装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 野田 雅士 ,  杉本 修司
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2010-269969
公開番号(公開出願番号):特開2011-180120
出願日: 2010年12月03日
公開日(公表日): 2011年09月15日
要約:
【課題】 診断対象を変質させない非破壊検査で診断できて、現場で簡便に実施でき、かつ劣化度を高精度に定量的に評価できるようにする。【解決手段】 原画像のデータを処理し、防水シートの劣化に伴って現れる要素として定められた画像の複数種類の特徴量抽出する。この抽出した各種類の特徴量を、重回帰分析によって解析し、防水シートの破断時の伸び率の保持率である残存品質を求める。画像処理では、クラック領域と非クラック領域とに2値化処理によって領域分割する。前記複数種類の特徴量として、クラックの大きさに係る特徴量である、クラック領域の占める面積比率、距離変換で得る平均幅を用い、さらに局所的最大値による特徴量、および隣接ピクセルを比較することによって得られる特徴量を用いる。【選択図】 図1
請求項(抜粋):
判定対象となる防水シートの表面の一部を撮影したデジタル画像からなる原画像のデータを原画像記憶手段に記憶させる入力処理過程と、 前記原画像記憶手段に記憶された原画像のデータを処理し、防水シートの劣化に伴って現れる要素として定められた画像の複数種類の特徴量をそれぞれ抽出する画像処理・特徴量抽出過程と、 この抽出した各種類の特徴量を定められた規則に従って解析して、防水シートの破断時の伸び率の保持率である残存品質を求める残存品質演算過程とを含み、 前記画像処理・特徴量抽出過程は、原画像の各ピクセルを、クラック領域を示すピクセルと非クラック領域を示すピクセルとに2値化処理によって領域分割する領域分割過程と、この領域分割された2値画像から特徴量を抽出する特徴量抽出過程とを含み、 前記特徴量抽出過程で抽出する前記複数種類の特徴量として、クラックの大きさに係る特徴量である、前記2値画像のうち、クラック領域の占める面積比率、およびクラック領域の平均幅のいずれか一方または両方の特徴量と、距離変換を用いた重み付けによって得られるクラックの幅に係る特徴量とを用い、 前記距離変換による重み付けは、クラック領域の各ピクセルから非クラック領域のピクセルまでの最短距離がそのピクセルの距離値であるとしてクラック領域の各ピクセルの値を前記距離値で重み付けした画像を生成する処理であり、この重み付けされた画像における各ピクセルの値の合計、中央値、最大値、および標準偏差の少なくとも一つを前記クラック領域の幅に関する特徴量として用いる、 ことを特徴とする防水シート劣化診断方法。
IPC (2件):
G01N 21/88 ,  G01N 17/00
FI (2件):
G01N21/88 J ,  G01N17/00
Fターム (18件):
2G050AA02 ,  2G050BA05 ,  2G050BA09 ,  2G050BA10 ,  2G050CA10 ,  2G050EB07 ,  2G051AA90 ,  2G051AB02 ,  2G051BA02 ,  2G051EA11 ,  2G051EA14 ,  2G051EA16 ,  2G051EB01 ,  2G051EB09 ,  2G051EC02 ,  2G051EC06 ,  2G051ED07 ,  2G051ED23
引用特許:
審査官引用 (7件)
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引用文献:
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