特許
J-GLOBAL ID:201103064522475655

直動転がり案内ユニット

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 尾仲 一宗
公報種別:特許公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-257648
公開番号(公開出願番号):特開2001-082469
特許番号:特許第4502290号
出願日: 1999年09月10日
公開日(公表日): 2001年03月27日
請求項(抜粋):
【請求項1】長手方向両側面に第1軌道溝が形成された長尺な軌道部材,及び前記軌道部材の前記長手方向に相対移動可能なスライダを備え,前記スライダは,それぞれの前記第1軌道溝に対向して第2軌道溝と両端面間に延びるリターン通路孔とが設けられたケーシング,前記ケーシングの前記両端面にそれぞれ取り付けられると共に前記第1軌道溝と前記第2軌道溝との間に形成された軌道路と前記リターン通路孔とを連通する方向転換路が設けられたエンドキャップ,及び前記軌道路と前記リターン通路孔と前記方向転換路とで形成される無限循環路を転走する転動体でなる複数のボールを具備することから成る直動転がり案内ユニットにおいて, 前記リターン通路孔は,前記ケーシングに形成された嵌挿孔に嵌挿された多孔質構造の焼結樹脂部材から成るスリーブの内部に形成されており, 前記スリーブは,細粒径30μmの超高分子量のポリエチレン微粒子を所定の金型に充填して押し固めた状態で加熱成形することによって空間率が40〜50%のオープンポアを有する前記多孔質構造の前記焼結樹脂部材である高分子焼結多孔質体から成る一つのストレートな長尺の円筒形状に形成されており, 前記スリーブは,前記ケーシングの前記嵌挿孔の内径に相当して前記嵌挿孔に嵌挿されて前記スリーブの両端が前記エンドキャップに当接して前記嵌挿孔に沿う長手方向への移動が規制される外径に形成されて成り,前記スリーブの孔径は,前記ボールが通過可能な大きさに形成されて前記リターン通路孔を構成しており, 前記高分子焼結多孔質体で成る前記スリーブは,前記ボールの通過による摩耗粉の発生が少なく前記多孔質構造の目詰まりが生じず,補強材で補強することなく,スリーブ自体で充分な強度を持つ構造に構成されて成り, 前記スライダに潤滑剤を給油することにより,前記潤滑剤は前記スリーブの前記高分子焼結多孔質体の孔構造内に吸収保持されて成り,前記無限循環路にあって,前記方向転換路から前記軌道路に入る前記ボールに連動して前記リターン通路孔内の複数の前記ボールが前記高分子焼結多孔質体に接触して,それぞれの前記ボールが接触した前記高分子焼結多孔質体から前記潤滑剤がそれぞれの前記ボールに微量ずつ付着され,それぞれの前記ボールに付着された前記潤滑剤が前記軌道路に長期にわたって切らさず供給されて前記軌道路での金属接触を防止して当該直動転がり案内ユニットの定格の耐久寿命を達成可能に構成されていることを特徴とする直動転がり案内ユニット。
IPC (1件):
F16C 29/06 ( 200 6.01)
FI (1件):
F16C 29/06
引用特許:
審査官引用 (11件)
全件表示

前のページに戻る