特許
J-GLOBAL ID:201103086580085984

溶接継手

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 落合 憲一郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2010-124287
公開番号(公開出願番号):特開2011-245545
出願日: 2010年05月31日
公開日(公表日): 2011年12月08日
要約:
【課題】鋼橋など優れた疲労特性が要求される鋼構造物に好適な、溶接部に新たな応力集中部となる変形を与えずに圧縮残留応力を導入し疲労強度を向上させた溶接継手を提供する。【解決手段】疲労き裂伝播抵抗性に優れた鋼材を母材とする鋼材の溶接継手であって、溶接止端周辺の鋼材表面に、その先端に面積が4mm2以上の平坦な四角形、好ましくは矩形を有する、ハンマーピーニングまたは超音波衝撃装置の振動端子によって溶接ビードに沿って連続形成された打撃痕を有し、前記打撃痕は、前記振動端子によって、溶接止端より母材側に2mmまでの領域に、最大深さが0.03mm以上0.40mm未満に形成されたことを特徴とする溶接継手。【選択図】図1
請求項(抜粋):
質量%で、C:0.04〜0.20%、Si:0.05〜0.50%、Mn:0.5〜1.8%、P:0.05%以下、S:0.02%以下、残部が実質的にFeからなり、ミクロ組織が(1)〜(3)の特徴を有するフェライトとパーライトの二相組織で、面積率65〜85%のフェライトを有する鋼材を用いて作製し、ハンマーピーニングまたは超音波衝撃処理された、鋼材の溶接継手であって、 振動端子によって溶接ビードに沿って鋼材表面に連続形成された打撃痕を有し、前記振動端子は、先端部が、面積が4mm2以上の平坦な四角形で、前記打撃痕は、前記振動端子によって、溶接止端から母材側に2mmまでの領域に、最大深さが0.03mm以上0.40mm未満に形成されたことを特徴とする溶接継手。 (1)L面およびT面のパーライト平均間隔:15〜30μm (2)L面およびT面のフェライト平均粒径:10〜20μm (3)パーライト塊形状:L(L)≦3Z(L)、T(T)≦3Z(T) ここで、L(L):L面でのパーライト塊のL方向平均長さ、Z(L):L面でのパーライト塊のZ方向平均長さ T(T):T面でのパーライト塊のT方向平均長さ、Z(T):T面でのパーライト塊のZ方向平均長さ
IPC (4件):
B23K 31/00 ,  C22C 38/00 ,  C22C 38/04 ,  C21D 7/06
FI (4件):
B23K31/00 F ,  C22C38/00 301B ,  C22C38/04 ,  C21D7/06 A
引用特許:
出願人引用 (5件)
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審査官引用 (2件)

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