特許
J-GLOBAL ID:201103087011145800

車両の動力伝達制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 特許業務法人プロスペック特許事務所
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2010-066301
公開番号(公開出願番号):特開2011-196514
出願日: 2010年03月23日
公開日(公表日): 2011年10月06日
要約:
【課題】ダブルクラッチトランスミッションを用いた車両の動力伝達制御装置において、車両が発進する際、クラッチの温度が過度に上昇する事態の発生を抑制すること。【解決手段】第1、第2クラッチC1,C2は、「1速」、「2速」を含む系統にそれぞれ対応する。車両が発進する際、第1クラッチC1の温度が第1温度T1未満のとき、車両の駆動に使用される発進用クラッチとして第1クラッチC1のみが使用される。第1クラッチC1の温度が第1温度T1以上第2温度T2未満のとき、発進用クラッチとして第1、第2クラッチC1,C2が共に使用される。第1クラッチC1の温度が第2温度T2以上のとき、発進用クラッチとして第2クラッチC2のみが使用される。これにより、第1クラッチC1の温度が高いほど、第1クラッチC1が受ける負荷がより小さくされる。更に、第2クラッチC2の温度が高いとき、エンジントルクの低減や、警告がなされる。【選択図】図4
請求項(抜粋):
車両の駆動源から動力が入力される第1入力軸と、前記駆動源から動力が入力される第2入力軸と、前記車両の駆動輪へ動力を出力する出力軸と、複数の全変速段のうちの一部である1速を含む1つ又は複数の変速段の何れか1つを選択的に確立して前記第1入力軸と前記出力軸との間で動力伝達系統を形成する第1機構部と、前記全変速段のうちの残りである2速を含む1つ又は複数の変速段の何れか1つを選択的に確立して前記第2入力軸と前記出力軸との間で動力伝達系統を形成する第2機構部と、を備えた変速機と、 前記駆動源の出力軸と前記第1入力軸との間の動力伝達系統を形成する接合状態又は前記動力伝達系統を遮断する分断状態を選択的に達成するとともに前記接合状態において伝達可能な最大トルクであるクラッチトルクを調整可能な第1クラッチと、 前記駆動源の出力軸と前記第2入力軸との間の動力伝達系統を形成する接合状態又は前記動力伝達系統を遮断する分断状態を選択的に達成するとともに前記接合状態において伝達可能な最大トルクであるクラッチトルクを調整可能な第2クラッチと、 前記車両のシフト操作部材の操作、及び/又は、前記車両の走行状態に基づいて1つの変速段を選択変速段として選択し、前記第1、第2機構部のうちで前記選択変速段に対応する選択機構部を制御して前記選択変速段が確立された状態で前記第1、第2クラッチのうちで前記選択機構部に対応する選択クラッチを制御して前記選択クラッチを前記接合状態に制御し、前記選択クラッチと異なる非選択クラッチを制御して前記非選択クラッチを前記分断状態に制御する制御手段と、 を備えた車両の動力伝達制御装置において、 前記制御手段は、 前記車両が発進する際、前記第1、第2クラッチのうちから前記車両の駆動に使用される発進用クラッチとして1つ又は2つのクラッチを選択し、前記選択された1つ又は2つのクラッチのクラッチトルクを調整して前記1つ又は2つのクラッチを滑りを伴う前記接合状態である半接合状態に制御することにより、前記車両を発進させるように構成された車両の動力伝達制御装置。
IPC (2件):
F16D 48/02 ,  F16D 25/10
FI (2件):
F16D25/14 640D ,  F16D25/10 A
Fターム (12件):
3J057AA03 ,  3J057AA09 ,  3J057BB03 ,  3J057FF01 ,  3J057GA03 ,  3J057GA61 ,  3J057GA71 ,  3J057GB02 ,  3J057GB05 ,  3J057GB23 ,  3J057HH02 ,  3J057JJ01
引用特許:
出願人引用 (3件) 審査官引用 (3件)

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