特許
J-GLOBAL ID:201103090362286053

放射線測定警報システム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大津 洋夫
公報種別:特許公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-086032
公開番号(公開出願番号):特開2001-272469
特許番号:特許第3247987号
出願日: 2000年03月27日
公開日(公表日): 2001年10月05日
請求項(抜粋):
【請求項1】 相互に無線通信のできる親機と複数の子機との組み合わせにかかる放射線測定警報システムであって、当該子機は、放射線を感知し電気的測定信号に変換するセンサーと、当該センサーからの測定信号を増幅するプリアンプとから成る放射線検出部と、表面波発信器とトランジスタにより高周波を発信する子機発信部と、測定信号データを高周波に変調する子機変調部と、送信用パターンアンテナ部とからなり送信データを高周波送信できるようにした子機送信装置と、受信用パターンアンテナ部と受信用高周波プリアンプ部と高周波信号を受信データに復調する子機復調部とからなり、複数の子機からの高周波信号を受信し、受信データに復調できるようにした子機受信装置と、非常時にスイッチを押すことにより、非常用電波を継続的に送信する状態にする非常用発信スイッチと、親機からの警報信号を受けて子機に音や光で放射線を浴びていることを知らせる警報表示部とからなる警報装置と、親機からのコマンドを解釈するコマンド解釈手段、コマンドに対応するコマンド応答手段、ID管理手段、時間管理手段からなるようにした子機制御部とから構成されており、当該子機は、センサーで放射線を感知するとこれを電気的測定信号データに変換したうえ、当該測定信号データを発信装置で送信するとともに、親機との間で電気的信号データを送受信し得るようになし、親機から警報信号を受信することにより警報装置により危険警報及び安全警報を出力表示できるようにしたものであり、前記親機は、表面波発信器とトランジスタにより高周波を発信する発信部と、送信データを高周波に変調する変調部と、送信用アンテナ部から出力される電波の出力をコントロールできる可変ゲインアンプ部と、送信アンテナ部とからなり、送信データを高周波送信できるようにした送信装置と、無指向性受信アンテナと、指向性受信アンテナの2種類のアンテナを備えた受信アンテナ部と、当該無指向性アンテナと指向性アンテナとを切り替えることのできるアンテナ切替部と、受信プリアンプ部と、高周波信号を受信データに復調する復調部とからなり、複数の子機からの高周波信号を受信し、受信データに復調できるようにした受信装置と、子機より送信されてきた測定データを前記受信装置で受信し、この測定信号データを登録保存するデータベース手段と、当該データベース手段から測定信号データを取り出し、この測定信号データを分析してノイズ信号を判別除去して真正放射線測定データを抽出変換し、当該真正放射線データを保存するノイズ弁別装置と、当該真正放射線測定データをとりだし、これを予め定めた安全基準データと比較して危険度を判別し、対応を指令する危険度判別手段と、危険度判別装置による判別結果に応じて警報信号を発信装置から子機に送信するようにした警報信号発信手段とからなるデータ処理部と、可変ゲインアンプ部のゲインコントロールができるようにするゲインコントロール手段と、これによって電波の届く範囲や距離を特定したりその距離を測定できるようにする距離測定手段と、指向性アンテナで電波の届く方向を特定できるようにする方向特定手段と、親機から子機の子機制御部へ指定時間を設定する指定時間設定手段と、必要なコマンドをデータとして送信できるようにするコマンド送信手段と、親機からの送信に応じた子機からの応答信号を受信できる応答信号受信手段と、受信した信号から予め付加されているIDを識別してその信号を発信した子機を特定できるようにするID識別手段とから構成するようにした親機制御部と、電波の届く範囲や距離や、電波の届く特定方向や、信号を発信した子機の特定結果や、子機からの測定信号データやそれから抽出された真正放射線測定データや、当該真正放射線測定データの危険度判別結果や、子機に発信した警報内容などデータ処理部や親機制御部で処理した内容を出力できるようにした出力手段部とから構成されており、当該親機と複数の子機との間で高周波無線通信をすることにより、子機から送信されてくる測定信号データを保存し、この測定信号データからノイズを弁別して真正放射線データを抽出し、この真正放射線データを予め定めた安全基準データと比較して危険度を判別し、その判別結果に応じて警報信号を子機に送信するようにするとともに、親機ではID識別手段により複数の子機の場所や個数や子機をもった人を識別特定したり、無指向性アンテナと指向性アンテナとを切替えて受信する方向特定手段や距離測定手段を使用することにより親機を基点として子機の位置を特定したり、子機にコマンドその他の信号を送信したり、子機からの応答信号を受信したり、非常時において子機から非常用電波の発信がおこなえるようにしたことを特徴とする放射線測定警報システム。
IPC (8件):
G01T 1/00 ,  G01S 13/75 ,  G01S 13/76 ,  G01S 13/79 ,  G01T 1/16 ,  G01T 1/17 ,  G08B 27/00 ,  G08C 17/00
FI (6件):
G01T 1/00 D ,  G01T 1/16 A ,  G01T 1/17 F ,  G08B 27/00 C ,  G08C 17/00 A ,  G01S 13/80
引用特許:
審査官引用 (3件)

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