特許
J-GLOBAL ID:201103093694114875

燃料噴射用インジェクタ、及び燃料噴射用インジェクタのニードルリフトダンピング方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 絹谷 信雄
公報種別:特許公報
出願番号(国際出願番号):特願2002-543147
特許番号:特許第4280066号
出願日: 2000年11月17日
請求項(抜粋):
【請求項1】 圧力制御室に燃料を供給することにより押し下げられると共に上記圧力制御室内の燃圧をリリーフすることによりリフトされるニードル弁のリフトをダンピングするためのダンパー装置を備えたコモンレール式燃料噴射装置の燃料噴射用インジェクタであって、上記ニードル弁に形成された穴部に軸方向にスライド自在に挿入されたダンパー部材と、該ダンパー部材と上記ニードル弁との間に形成され燃料が充満されるダンピング室と、該ダンピング室内の燃料を絞って室外にリークさせるリーク通路と、上記ダンパー部材の上方に配置され該ダンパー部材の上昇位置を制限するストッパ部材とを備え、上記ストッパ部材が上記ニードル弁の上方に位置され、これらの間に上記圧力制御室が区画されると共に、上記穴部が、上記ニードル弁の上面部から軸方向に所定深さを有するよう形成され、該穴部に上記ダンパー部材が上方から挿入されて上記圧力制御室内で昇降可能であり、上記ダンピング室が上記ダンパー部材と上記穴部との間に形成され、上記リーク通路が上記ダンパー部材を軸方向に貫通して形成され、 上記ダンパー部材の上端部が、上記穴部より大径で且つ上記ニードル弁上面部より小径のフランジ部とされ、該フランジ部が上記穴部及び上記ニードル弁上面部の上方に位置され、且つ上記圧力制御室内に位置され、 上記ストッパ部材に、上記圧力制御室内の燃圧をリリーフさせるべく上記圧力制御室に開口するリリーフ通路が設けられ、 上記ダンパー部材のフランジ部が上記ストッパ部材に当接したとき、上記リリーフ通路が上記圧力制御室に非連通とされ、且つ上記リーク通路を介して上記ダンピング室に連通され、 上記燃圧が、上記リリーフ通路を介して上記圧力制御室に導入され、 上記ストッパ部材の上方に、上記リリーフ通路の出口を開閉するリリーフ弁と、該リリーフ弁を開閉方向に駆動する駆動手段とが設けられ、 上記駆動手段により上記リリーフ弁が閉となって所定時間が経過したとき、上記圧力制御室及び上記ダンピング室が燃圧に等しい高圧となって上記ニードル弁が押し下げられ、燃料噴射が停止され、上記ダンパー部材のフランジ部が上記ストッパ部材に当接され、 この状態から上記駆動手段により上記リリーフ弁が開となったとき、上記ダンピング室の高圧燃料が上記リーク通路を通じて徐々に上記リリーフ通路にリークされ、これにより上記ニードル弁が比較的緩やかに上昇され、初期の燃料噴射が比較的緩やかに実行され、この状態から上記駆動手段により上記リリーフ弁が閉となったとき、上記リリーフ通路に供給される燃圧が上記ダンパー部材に作用し、該ダンパー部材と上記ニードル弁を一体的に押し下げ、これにより上記ニードル弁が比較的急激に下降し、燃料噴射が比較的急激に終了されることを特徴とする燃料噴射用インジェクタ。
IPC (5件):
F02M 61/10 ( 200 6.01) ,  F02M 47/00 ( 200 6.01) ,  F02M 47/02 ( 200 6.01) ,  F02M 61/16 ( 200 6.01) ,  F02M 61/20 ( 200 6.01)
FI (8件):
F02M 61/10 L ,  F02M 61/10 D ,  F02M 61/10 F ,  F02M 61/10 X ,  F02M 47/00 A ,  F02M 47/02 ,  F02M 61/16 L ,  F02M 61/20 N
引用特許:
審査官引用 (6件)
  • 燃料噴射弁
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平4-214298   出願人:トヨタ自動車株式会社
  • ニードル弁のリフトダンパー
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平11-141690   出願人:いすゞ自動車株式会社
  • 特開平2-146255
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