特許
J-GLOBAL ID:201103095643203000
多相回転機の制御装置、および、これを用いた電動パワーステアリング装置
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
服部 雅紀
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2009-227973
公開番号(公開出願番号):特開2011-078230
出願日: 2009年09月30日
公開日(公表日): 2011年04月14日
要約:
【課題】スイッチング素子の1つにオン故障が生じた場合において、故障した系統に生じるブレーキトルクが回転機の駆動に与える影響を極力抑え、回転機の安定した駆動を継続可能な多相回転機の制御装置を提供する。【解決手段】制御部70は、MOS21〜26、31〜36のいずれか1つがオン故障することで第1インバータ部20または第2インバータ部30のいずれかの系統にショート故障が発生した場合、故障した系統の全てのMOSをオフ状態とし、故障した系統によるモータ10の駆動を停止する。そして、制御部70は、故障した系統において生じるブレーキトルクを打ち消す、またはモータ10の駆動への影響を低減するよう、故障していない系統のMOSを制御する。【選択図】図1
請求項(抜粋):
複数の相に対応する巻線から構成される複数の巻線組を有する多相回転機の駆動を制御する制御装置であって、
前記巻線組ごとに設けられ、前記多相回転機の各相に対応する高電位側スイッチング素子および低電位側スイッチング素子からなるレッグを有する複数系統のインバータ部と、
前記巻線組の各相に印加する電圧の指令値である電圧指令値を算出し、当該電圧指令値に基づき前記高電位側スイッチング素子および前記低電位側スイッチング素子のオンおよびオフの切り替えを制御することで前記多相回転機を駆動する制御部と、
を備え、
前記制御部は、
前記高電位側スイッチング素子および前記低電位側スイッチング素子がオフ状態となるような制御を行っても前記レッグの高電位側もしくは低電位側の共通母線と前記巻線の各相のいずれかとが導通状態となるショート故障が発生した場合、
故障した系統の全ての前記高電位側スイッチング素子および前記低電位側スイッチング素子がオフ状態となるよう制御するとともに、
故障していない系統の前記レッグにより前記多相回転機の駆動を継続し、
故障した系統において前記ショート故障に伴い生じる、前記多相回転機の駆動に逆らう出力を、打ち消す、または前記多相回転機の駆動への影響を低減するよう、故障していない系統の前記高電位側スイッチング素子および前記低電位側スイッチング素子を制御することを特徴とする多相回転機の制御装置。
IPC (2件):
FI (1件):
Fターム (12件):
5H505AA16
, 5H505BB06
, 5H505CC04
, 5H505DD03
, 5H505DD08
, 5H505EE41
, 5H505EE49
, 5H505HB01
, 5H505HB05
, 5H505LL22
, 5H505LL54
, 5H505MM13
引用特許:
出願人引用 (3件)
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電動動力源装置及び電動車両
公報種別:公開公報
出願番号:特願2004-128146
出願人:日産自動車株式会社
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故障許容電気モーター制御システム
公報種別:公表公報
出願番号:特願2006-533861
出願人:ウェイブクレストラボラトリーズリミテッドライアビリティカンパニー
-
モータの制御装置
公報種別:公開公報
出願番号:特願2007-217391
出願人:日本精工株式会社
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